情報処理3
情報社会―
001-D-301

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
久保山 哲二 教授 2 第1学期 3

授業概要

情報社会においては、多種多様なデータが蓄積され、これらのデータを操作・分析するツールが活用されている。しかしながら、分析にあたっては、データを分析ツールが読める形に整理・加工しなくてはならない。このようなデータの前処理(データハンドリング)は、データ分析には必須である。この授業では、軽量プログラミング言語Rubyによるデータハンドリングを通して実際的なデータの処理方法を習得する。

到達目標

・大量データの処理と応用事例について理解する。
・コンピューター上でのデータ表現・データ形式について理解する。
・簡単なデータハンドリングのためのプログラムが書けるようになる。

授業計画

1 授業の概要 (情報社会とビッグデータ)
2 プログラミングに必要なOSの知識 (Windows のファイルシステムとCUI)
3 軽量プログラミング言語Rubyの概要 (Rubyが使われているシステム、エディタと実行方法)
4 変数と型 (さまざまな型と代入)
5 変数への操作とメソッド
6 制御構造 (論理演算子、分岐と繰り返し)
7 配列と繰り返し (イテレータによる要素の列挙)
8 ハッシュテーブル(連想配列) (データの検索と列挙)
9 グラフィックス(1) (DXRubyを用いたプログラミング)
10 グラフィックス(2) (簡単なシミュレーション)
11 グラフィックス(3) (マウスからの入力)
12 正規表現 (文字列のパターン表現)
13 簡単なテキスト処理 (単語の数え上げ)
14 簡単なテキスト処理 (頻度分布の可視化)
15 自主研究

授業方法

講義形式(コンピューターによる実習を含む)

準備学習

授業内容を次週までに復習し、課題がある場合には次の授業までに取り組んでおくこと(約30分)。

成績評価の方法

レポート:30%
小テスト:40%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%

参考文献

高橋征義(著), 後藤裕蔵(著)『たのしいRuby』第5版、ソフトバンククリエイティブ2016年、ISBN=9784797386295
Chris Pine (著), 長尾 高弘 (翻訳)『初めてのプログラミング』第2版、オライリージャパン2010年、ISBN=9784873114699

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

プログラミングを含む授業ですので、キーボードからの文字入力や、ファイルやフォルダの操作などの基本的なコンピューターの操作は習得済みであると仮定して授業を進めます。
不明な点があれば自由に質問ができるように、匿名のチャットシステムを併用して授業を進めます。