情報処理4


  --ネットワーク--
001-D-310

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
久保山 哲二 教授 2 第2学期 3

授業概要

インターネット上に存在する膨大な知識の活用には、今やWeb上の検索エンジンの利用が不可欠である。この授業では、検索エンジンの背後にある技術を通して膨大なデータやネットワーク構造を扱うための様々な情報処理技術について概観する。

授業の目的・内容

・ネットワーク構造の行列表現について理解する。
・ネットワーク構造の基本的な分析ができるようになる。
・ネットワーク構造の可視化ができるようになる。

授業計画

1 授業の概要
2 コミュニケーション構造と社会ネットワーク
3 ネットワーク構造分析の事例紹介
4 ネットワークの行列表現
5 行列計算の初歩
6 ネットワーク経路の数え上げと行列計算
7 共引用ネットワークとノード間類似度計算
8 Webページのランク付け(HITS)
9 Webページのランク付け(PageRank)
10 ネットワーク構造と中心性指標
11 ネットワーク構造とコミュニティ抽出
12 行列分解とコミュニティ抽出
13 ネットワーク構造と可視化
14 ネットワーク構造分析ツール
15 自主研究
行列計算を用いますが、その知識は前提としません。また行列計算のためにプログラミング言語JuliaまたはOctaveを用います(授業で説明します)。

授業方法

講義とコンピュータ上での実習

準備学習

授業内容を次週までに復習し、課題がある場合には次の授業までに取り組んでおくこと(約30分)。

成績評価の方法

レポート:40%
小テスト:40%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%

矢久保 考介『複雑ネットワークとその構造』(連携する数学 )第1版、共立出版2013年、ISBN=9784320110533