比較文学
小泉八雲の「怪談」を読む―
007-D-011

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
南條 竹則 講師 4 通年 5

授業概要

小泉八雲、すなわちラフカディオ・ハーンの「怪談」は、単に日本の物語を紹介するのみならず、外国人の視点から日本の文化や宗教観を観察し、欧米の読者に紹介を試みたものである。この授業では、「怪談」の日本語訳を読みながら、東西の文化の相違点・共通点を考察し、異文化交流のさまざまな可能性について考える。

到達目標

文学的なテクストから、その背景にある宗教的・文化的な問題を指摘し、論理的に分析する能力を身につけることを目標とする。

授業計画

1 授業の説明。
2 比較文学という学問の分野について。第一回
3
4 比較文学という学問の分野について。第二回
5 小泉八雲について
6 小泉八雲の「怪談」を読む。第一回
7 小泉八雲の「怪談」を読む。第二回
8 小泉八雲の「怪談」を読む。第三回
9 小泉八雲の「怪談」を読む。第四回
10 小泉八雲の「怪談」を読む。第五回
11 小泉八雲の「怪談」を読む。第六回
12 小泉八雲の「怪談」を読む。第七回
13 小泉八雲の「怪談」を読む。第八回
14 小泉八雲の「怪談」を読む。第九回
15 ディスカッション
16 小泉八雲の「怪談」を読む。第十回
17 小泉八雲の「怪談」を読む。第十一回
18 小泉八雲の「怪談」を読む。第十二回
19 小泉八雲の「怪談」を読む。第十三回
20 小泉八雲の「怪談」を読む。第十四回
21 小泉八雲の「怪談」を読む。第十五回
22 小泉八雲の「怪談」を読む。第十六回
23 小泉八雲の「怪談」を読む。第十七回
24 小泉八雲の「怪談」を読む。第十八回
25 小泉八雲の「怪談」を読む。第十九回
26 小泉八雲の「怪談」を読む。第二十回
27 西洋と東洋の死生観について
28 ディスカッション
29 まとめ
30 予備日

授業方法

講義形式で行うが、毎回学生にテキストの音読とコメントを求める。また必要に応じてディスカッションを行う。

準備学習

毎回所定のテキストをあらかじめ熟読しておくこと。日本語や英語の辞書を引いて、わからない語句をしらべておくこと。約30分

成績評価の方法

レポート:70%(授業時に説明した要点をとらえているかどうか。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(授業態度。予習をよくしているかどうか。)

教科書

ラフカディオ・ハーン『怪談』(岩波文庫)、岩波書店

参考文献

イヴ・シュヴレル『比較文学入門』(文庫クセジュ)、白水社2009年、ISBN=97845609340
授業時に適宜指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

教科書以外にも、授業時に紹介した文学作品をできるだけ読んでおくこと。