政治学
007-D-026

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
黒澤 良 講師 4 通年 1

授業概要

この授業は、政治を理解するために必要な政治学的な見方や、政治に関わる主要な概念を学ぶことを目的としています。
政治学の入門講義として、時事的な問題や、各テーマの理解に必要な歴史などを授業で取り上げて、さまざまな分野を専攻する受講者にも、政治学や日本の政治のアウトラインがつかめるようにしたい。
 以下の授業計画にしたがって、政治、民主主義、自由主義など政治に関わる言葉や概念を知る総論的な内容から始めて、選挙やメディア、地方自治、国際政治、外交など様々なテーマを取り上げていきます。

到達目標

政治に関する基礎的な知識を習得し、現代社会の諸現象や諸問題について、自分で考え分析する能力を身に付けることができる。
時事的な問題について、理解に必要な歴史的な経緯をふまえて、説明できるようになる。

授業計画

1 イントロダクション
2 政治と権力
3 民主主義
4 自由主義
5 政党と政党制
6 現代日本の政治1 政党
7 社会保障
8 議会と国会
9 選挙と選挙制度
10 現代日本の政治2 選挙
11 利益集団
12 政治家と選挙
13 官僚
14 授業のまとめ
15 到達度の確認
16 後期のイントロダクション
17 震災と政治1 阪神淡路大震災と新潟県中越地震
18 震災と政治2 東日本大震災と原発事故
19 首相のリーダーシップ 歴代首相
20 立法過程と政治主導
21 メディアと政治
22 皇位継承
23 地方自治1
24 地方自治2
25 国際政治
26 外交
27 憲法・沖縄
28 安全保障
29 授業のまとめ
30 到達度の確認
時事的な政治問題の解説や、質問への回答の時間をとるなど、進行や状況に応じて内容を追加したり、変更することがあります。

授業方法

授業は板書とレジュメを用いながら、各回のテーマを説明していく講義形式で進めていきます。授業中に受講者の意見や関心を知るための小レポートを数回実施します。授業冒頭に質問に対する回答や、時事問題についてコメントする時間をとります。

準備学習

日々新聞に目を通して、政治に対する見方と現実の政治とに関する感覚を研ぎ澄ませておくこと(約15分)。
図書館を活用して複数の紙面を比較して、各紙の論調の違いに目を配る習慣を身につけること(約15分)。
授業中に配布した資料やノートを読み返し、疑問点をまとめておくこと(計1時間)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):45%
第2学期(学年末試験):45%
平常点:10%(出席状況や、出席票の質問や感想、など)
成績は2回の学期末試験と、平常点とを合わせて評価します。
ただし、就職活動や教育実習などによる欠席には配慮します。

教科書

教科書はとくに指定しません。授業で示した参考文献を各自で参照することが望ましい。

参考文献

参考文献は授業の際にレジュメに提示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

毎回、出席をとります。出席票の裏面に、質問や感想を書いてもらっています。
授業冒頭で質問への回答や補足説明の時間をとり、講義形式でも受講生の関心を授業に反映していきます。