歴史に見る世界

007-D-042

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
第1学期  小武海 櫻子 講師
第2学期  丸亀 裕司 講師
4 通年 5

授業概要

共和政ローマでは、市民が民会での選挙で選出した公職者が広大な支配領域の統治を担っていた。ローマは共和政末期の内乱を経て帝政へと移行するが、市民が民会での選挙で公職者を選び、その公職者が帝国統治を担うという統治システムは存続した。本講義では、古代ローマが共和政から帝政へと移行する時代の公職選挙に注目し、ローマ帝政成立とはどのような出来事だったのか、ローマ皇帝とはどのような存在だったのかを検討する。
時代も制度も異なるが、古代ローマの選挙には現代の選挙にも通じる現象も見られる。古代ローマの選挙を学ぶことで選挙に関心を持ち、「選挙とは何か」を考えてもらいたい。

授業の目的・内容

ローマ帝政成立と当時の公職選挙について基本的な知識を得る。

授業計画

1 ガイダンス:授業の進め方、概要
2 共和政末期からアウグストゥス時代までの通史
3 共和政ローマの政治・統治機構(1)
4 共和政ローマの政治・統治機構(2)
5 ローマ帝政成立をめぐる学説史
6 共和政末期の公職選挙(1) 選挙運動
7 共和政末期の公職選挙(2) 選挙買収
8 共和政末期の公職選挙(3) ユリウス・カエサル
9 カエサル独裁期の公職選挙(1) カエサルの地位と権限
10 カエサル独裁期の公職選挙(2) カエサル派政治家たち
11 第2次三頭政治と公職選挙
12 アウグストゥス時代の公職選挙(1) 治世初期
13 アウグストゥス時代の公職選挙(2) 治世中期から後期
14 まとめ:ローマ帝政成立と公職選挙
15 予備日

授業方法

講義形式。毎回出席し、ノートをとること。
必要な資料については適宜配布する。

準備学習

予習は不要。ノートや配布資料を見直し、前回の授業内容を復習してくること。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):70%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(コメントペーパー)

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

オフィスアワー

曜日:
授業の前後に受け付けます。
時間:
授業前後20分間
場所:
教室にて

丸亀 裕司 講師 (第2学期) ローマ帝政成立と公職選挙

授業概要

共和政ローマでは、市民が民会での選挙で選出した公職者が広大な支配領域の統治を担っていた。ローマは共和政末期の内乱を経て帝政へと移行するが、市民が民会での選挙で公職者を選び、その公職者が帝国統治を担うという統治システムは存続した。本講義では、古代ローマが共和政から帝政へと移行する時代の公職選挙に注目し、ローマ帝政成立とはどのような出来事だったのか、ローマ皇帝とはどのような存在だったのかを検討する。
時代も制度も異なるが、古代ローマの選挙には現代の選挙にも通じる現象も見られる。古代ローマの選挙を学ぶことで選挙に関心を持ち、「選挙とは何か」を考えてもらいたい。

到達目標

ローマ帝政成立と当時の公職選挙について基本的な知識を得る。

授業計画

1 ガイダンス:授業の進め方、概要
2 共和政末期からアウグストゥス時代までの通史
3 共和政ローマの政治・統治機構(1)
4 共和政ローマの政治・統治機構(2)
5 ローマ帝政成立をめぐる学説史
6 共和政末期の公職選挙(1) 選挙運動
7 共和政末期の公職選挙(2) 選挙買収
8 共和政末期の公職選挙(3) ユリウス・カエサル
9 カエサル独裁期の公職選挙(1) カエサルの地位と権限
10 カエサル独裁期の公職選挙(2) カエサル派政治家たち
11 第2次三頭政治と公職選挙
12 アウグストゥス時代の公職選挙(1) 治世初期
13 アウグストゥス時代の公職選挙(2) 治世中期から後期
14 まとめ:ローマ帝政成立と公職選挙
15 予備日

授業方法

講義形式。毎回出席し、ノートをとること。
必要な資料については適宜配布する。

準備学習

予習は不要。ノートや配布資料を見直し、前回の授業内容を復習してくること。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(出席・コメントペーパー)

授業内で適宜紹介する。

第1回目の授業に必ず出席のこと。