現代科学
科学の不思議と面白さ―
007-D-044

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
岡本 治正 教授・他
4 通年 3

授業概要

宇宙の誕生から生命の仕組みまで、現代の自然科学とそれを支える技術開発の状況、または研究の考え方、進め方などについて、最先端の研究者を講師としてお招きし、文系・理系の学生諸君にもよく理解してもらえるように解説していただく。この講義を通して、現代科学への関心を広げ、科学と人間社会関わりについて考える材料を発見してくれることを期待する。

到達目標

「科学」とはどのような学問で、どのように取り組むべきかを理解することを到達目標とする。

授業計画

1 オリエンテーション/触媒の不思議ーセレンディピテー
岡本治正(理学部生命科学科)/小宮三四郎(本学客員教授)
2 ウイルス感染症を正しく理解するために 杉山和夫(慶応大医)
3 感覚を担う分子 岡田哲二(理学部物理学科)
4 量子と情報のはなし 平野琢也(理学部物理学科)
5 植物の概日リズムと花芽形成 清末知宏(理学部生命科学科)
6 航空機の空気力学 德川直子(宇宙航空研究開発機構)
7 環境中の放射能と原発事故の影響 吉田聡(放医研)
8 国際宇宙ステーションにおける氷の結晶成長 横山悦郎(計算機センター)
9 超高圧下の物質の世界 赤荻正樹(理学部化学科)
10 医療福祉工学 正宗賢(東大院情報工学系)
11 再生と再生医療 阿形清和(理学部生命科学科)
12 極限を作る技術 荒川一郎(理学部物理学科)
13 太陽観測最前線ー地球は寒冷化するか?-常田佐久(国立天文台)
14 太陽電池の物理と技術 渡邉匡人(理学部物理学科)
15 第1学期のまとめ、どのようにレポートを整理するかなど
持田邦夫(理学部化学科)
16 有機合成化学 ~欲しいものだけ創る~ 草間博之(理学部化学科)
17 医薬品の合成と有機化学 秋山隆彦(理学部化学科)
18 身近な数学 中野史彦(理学部数学科)
19 ブラックホールのエントロピー 井田大輔(理学部物理学科)
20 2015年に幕をあける水素エネルギー社会 西宮伸幸(日大理工学部)
21 江戸の数学と現代の数学 小川束(四日市大学環境情報部)
22 ゲノム不安定性と疾患 菱田卓(理学部生命科学科)
23 砂から生活用品を作る 持田邦夫(理学部化学科)
24 iPS細胞によるがんの免疫治療 渡会浩志(東大医科研)
25 現代科学における幾何学 山田澄生(理学部数学科)
26 脳を作る神経幹細胞の運命制御 後藤由季子(東京大学薬学系研究科)
27 It's Not a small world:小さな非翻訳RNAが織りなす遺伝子のフロンティアと医学への応用 浅原弘嗣(東京医科歯科大)
28 機能性セラミックス材料の化学 稲熊宜之(理学部化学科)
29 原子を「観る」 平山孝人(立教大学理学部 医)
30 昆虫にみる性淘汰の原理 安達卓(理学部生命科学科)
1)講義の具体的日程表は、オリエンテーションにおいて配布する。日程は都合により変更することもあるが、変更については、その都度掲示する。2)学期末にレポートの提出を義務づける。

授業方法

講義形式。スライド、OHP等を随時使用し、また必要に応じて実物投影、プリントなどの配布を行う。

準備学習

毎回授業内容を復習し、提出予定のレポートの構想を練る。

成績評価の方法

レポート:40%(レポートはこちらが指定した講義について2報程度提出してもらう。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):60%(出席状況、授業態度を重要視する。)
出席状況を毎回調べる。また授業中講義を聴く態度について真剣に聞くことを望む。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

第1回目の授業については必ず出席するように。人数の関係上、適正規模を超えた場合は人数制限を行う。