生物学1
007-D-049

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
神谷 律 講師 2 第1学期 2

授業概要

生物のなりたちとふるまいには、数十億年にわたる進化を経て形成された生物独自の法則が働いている。この法則の解明をめざすのが生物学である。20世紀後半、生物学はDNAの構造解明を契機にして全領域にわたって飛躍を遂げ、われわれの生命観を塗り替えるとともに、医療や農業に多くの革新的技術をもたらした。本講義では現代の生物科学を理解するために必要な分子・細胞生物学の基本と、ヒトや動物の生体機能を学ぶ。中学以来生物学を学んでいなくても理解ができる内容にしたい。

到達目標

生物が生きるために用いているしくみと、人体に備わった高度な機能の基本を理解する。

授業計画

1 序論:生物のなりたちと現代の生物学
2 生物の起源と進化
3 生物の基本単位:細胞
4 DNAの発見
5 遺伝子のはたらき
6 生体機能を担うタンパク質
7 性、有性生殖、遺伝
8 受精卵から成体ができる過程について
9 細胞はどのようにエネルギーを獲得するか
10 生体の運動
11 ホルモンによる体内環境の維持
12 神経による高速情報伝達のしくみ
13 視覚、聴覚、味覚、嗅覚のしくみ
14 授業のまとめ
15 到達度の確認

授業方法

スライドを用いた講義。主要なスライド原稿のコピー(白黒)を資料として配付する。

準備学習

高校レベルの生物学教科書か参考書を用意して、授業前に30分程度、関連部分に目を通しておいてほしい。

成績評価の方法

小テスト:50%(記憶ではなく、独自の考えを問う。ノート、プリント持ち込み可。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(授業内容について質問を記し、次回全員に紹介する。)

参考文献

特に無いが、高校レベルの教科書か参考書を用意しておくことが望ましい。

その他

疑問に思ったことに関して、授業中(または授業後)に積極的に質問してほしい。