担 当 者 | 単 位 数 | 配当年次 | 学 期 | 曜 日 | 時 限 |
小方 涼子 講師 | 4 | 通年 | 木 | 2 |
1 | 心理学とは(1)心理学の領域について 一年間の授業内容を説明するとともに、他の学問との接点を見出しながら、心理学が扱う領域を理解しましょう。 |
2 | 心理学とは(2)心理学の研究方法について 心理学では、観察や実験、質問紙というアンケート調査から得られたデータを、主に統計学を利用して分析することにより、その結果を解釈します。授業中には、実際に質問紙調査を体験してみましょう。 |
3 | 感覚-人間の五感について 様々な刺激情報が渦巻く環境で、我々は何を感じているのでしょうか。刺激を体のどこで受け取り、どのように処理しているのか、視覚を主に取り上げて調べましょう。 |
4 | 知覚(1)物理的世界と心理的世界の違いについて 外界に存在している刺激を、我々はそのままに知覚しているわけではありません。そこには存在していないものを補いながら、あるいは、歪んだ解釈をしていることもあります。例示する図形を見ながら、物理的世界と心理的世界の違いを楽しみましょう。 |
5 | 知覚(2)視覚の実験-視覚の不思議について ミューラー・リヤーの錯視図形を用いて、その図形の一部を変化させることにより、ものの見え方はどのようになるのでしょうか。私の目って、不思議!? |
6 | 学習(1)古典的条件づけについて 条件反射・条件反応とは、どのようにして形成されるのでしょう。有名なパブロフの犬の実験から、その過程をみていきましょう。 |
7 | 学習(2)オペラント条件づけについて1 ある行動をとった後に、ごほうびがもらえのるか、それとも、お仕置きされるのか。何が得られるかによって、同じ行動を次もとるかどうか、大きく影響を受けることでしょう。ペットに芸を仕込む際には、どうしていますか。 |
8 | 学習(3)オペラント条件づけについて2 複雑な一連の行動を学ぶ方法や、嫌な刺激を回避する行動について学びましょう。 |
9 | 学習(4)社会的学習について どのように振舞ってよいのか分からないときなど、その場に他の人がいれば、その人のまねをすることでしょう。しかし、まねることが常に好ましいとは限りません。望ましくない行動をまねさせないためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。 |
10 | 認知(1)問題解決について 問題解決を容易にするとき、困難にするときを実際に体験して、解決にいたるプロセスを探りましょう。 |
11 | 認知(2)記憶の仕組みについて 少しの間だけ覚えている事柄もあれば、何年経っても鮮明な事柄もあります。ものを覚えているとは、どういうことなのでしょうか。 |
12 | 認知(3)忘却の仕組みについて 「覚えている」こともあれば、「忘れる」こともあります。なぜ忘れてしまうのか、その仕組みについて探っていきましょう。 |
13 | 認知(4)-記憶の変容について 覚えていることは、変わることなく、覚え続けるものなのでしょうか。記憶の曖昧さを認識しましょう。 |
14 | まとめ |
15 | 自主研究 |
16 | 情動-快・不快の感情について 日常生活では、絶えず様々な感情を抱いています。その感情に応じて、行動も変化していることでしょう。また、体内の状態をどのような感情と結びつけるのか、という観点からも、興味深い研究を紹介します。 |
17 | 動機づけ(1)行動を起こす過程について 何かがほしい、何かをしたいと思えば、その願いに即した行動をとることでしょう。何を思って行動を起こしているのかについて、探っていきましょう。 |
18 | 動機づけ(2)無力感について やる気が出ない、という経験をしたことはないでしょうか。このような状態を克服するにはどうすればよいのか、考えてみましょう。 |
19 | 発達(1)社会性の発達について 生まれてきた赤ん坊は、自分を取り巻く環境とどのように関わっていくのでしょうか。母親との関係にも触れながら、探っていきましょう。 |
20 | 発達(2)認知的発達について1 人間の成長の様子を、ピアジェの考え方にそって、2回にわたりみていきます。生まれてから児童へ至る間に、物事への理解がどのように深まっていくのかを、映像も交えながら説明します。 |
21 | 発達(3)認知的発達について2 幼児期において特徴的とされる、課題の失敗について取り上げます。 |
22 | 知能-知能およびその測定方法について 知能とは、何なのでしょうか。知能には、いくつかの側面が想定されています。知能検査が行われている映像や検査器具の紹介を通して、その側面についてみてみましょう。 |
23 | 性格(1)性格およびその測定方法について 性格は、どのように捉えればよいのでしょうか。様々な考え方を列挙し、その上で、各々の測定方法についてみていきましょう。 |
24 | 性格(2)性格検査の実施 実際に性格検査を受けることで、自らの理解を深めるとともに、「検査」というものについて考えてほしいと思います。 |
25 | 臨床(1)心理療法について1 フロイトの唱えた精神分析について取り上げ、彼の理論や考え方について触れます。無意識とは!? |
26 | 臨床(2)心理療法について2 様々な心理療法の一端に触れてみましょう。 |
27 | 社会(1)自己意識について 自分を意識することはありますか。それはどのような時ですか。自分への意識が高まると、どのような行動をとるようになるのか、自分を意識しない場合と比較してみましょう。 |
28 | 社会(2)対人魅力について 何をきっかけに、人と仲良くなり、また人を好きになるのでしょうか。自分の友人を思い浮かべながら、そのきっかけを探っていきましょう。 |
29 | 社会(3)他者からの影響について 皆がそうしているから、同じようにしてしまう。このような経験をしたことが、一度はあるのではないでしょうか。反対に、たった一人の人が主張していることが、やがて周りの人に受け入れられることもあります。多数派、そして少数派の影響について、考えてみましょう。 |
30 | まとめ |