ドイツ語B(初級)2
002-D-121

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
木村 裕一 講師 2 通年 1

授業概要

この授業ではドイツ語を初めて学ぶ人を対象に、1年間を通して基礎文法を勉強していきます。
語学にはどうしても反復練習が必要になってきます。ですから、なるべく多くの練習問題を解いていく予定ですが、ドイツに関する情報や私自身が持つドイツのでの体験談なども適宜交えながら、できるだけ無理なく楽しく授業していきたいと思います。

到達目標

一通り文法を「紹介」していきますが、この一年の一回ですべてをマスターできるとは思わないでください。
この授業で学ぶことはあくまでも入口であり、今後も継続的かつ反復的にドイツ語を学ぶための手段でしかありません。
中級へ進んだ際、扱われるテクストや会話に出てくる様々な表現に対し、「この形、去年やった〇〇だ!」と気づけること、そして初級教科書をもう一度開いて調べることができるようになること、また辞書をキチンと引けるようになること(意外と難しいです)ができれば、到達目標としては十分でしょう。

授業計画

1 ドイツ語のアルファベットと発音 ※初回から必ず教科書を持参すること!
2 ドイツ語の動詞のかたち
3 seinとhaben (英 beとhave)
4 簡単な文をつくってみよう(語順や文の種類について)
5 名詞と定冠詞
6 名詞の複数形
7 不定冠詞と所有冠詞
8 否定について(否定冠詞とnicht)
9 ドイツ語で数えよう
10 ドイツ語の不規則動詞
11 ドイツ語でお願いする
12 分離してしまう動詞
13 ドイツ語の助動詞
14 理解度の確認
15 予備日
16 1学期の復習
17 前置詞(1): 特定の格と結びつく前置詞
18 前置詞(2): 3・4格支配の前置詞
19 動詞の3基本形
20 ドイツ語で過去のことを表現する
21 形容詞(1): 形容詞の格変化と冠詞の関係
22 形容詞(2): 序数
23 比較表現
24 接続詞
25 再帰動詞
26 zu不定詞
27 関係代名詞
28 受動態
29 理解度の確認
30 予備日

授業方法

皆さんが予習してきていることを前提として授業を進めます。
教室では、教員から文法や教科書について一方的に説明するのではなく、出来る限り多くの練習問題を解くために時間を使います。問題は一人ではなく、グループワークでお互いの理解度を確認し合いながら(つまりわからないところは聞き合いながら)解いてもらいます。
教員はサポートに徹しますので、わからないことは積極的に質問してください。

準備学習

予習: やる予定のレッスンの説明を読み、自分なりに説明できるよう準備してくること(30分)。
小テスト準備(30分)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%
第2学期(学年末試験):30%
小テスト:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
全授業回数の3分の1以上欠席した学生は、理由にかかわらず、0点とします。
10分以上の遅刻は、理由にかかわらず、3回で1回分の欠席とみなします。

教科書

保阪良子『改訂版・ドイツ文法ガイドA-Z』改訂版、同学社2010年、ISBN=9784810208689

参考文献

ドイツ語の辞書は必ず購入するようにしてください。中級も取る予定であれば、絶対必要になるので買って損はないでしょう。
実際に書店で手にとって、見やすそうなものとかでいいですが、例えば以下のものあたりがポピュラーです。
* 新アクセス独和辞典 第3版 在間進編 2010年 三修社 (73500語) 4,320円
* アポロン独和辞典 第3版 根本道也他編著 2010年 同学社 (50000語) 4,200円(税別) 
* クラウン独和辞典 第5版 濱川祥枝・信岡資生監修 2013年 三省堂 (64000語) 4,200円+税

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。