ドイツ語C(初級)16
基礎的なコミュニケーション能力―
002-D-122

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中出 正郎 講師 2 通年 2

授業概要

 この授業は、会話に必要な文法項目を学びながら、ドイツ語の基礎的なコミュニケーション能力を養うためのものです。簡単な練習問題を多く行うことで、自然にドイツ語の基礎的な表現が身につくようにしていきます。
 文法項目については、「現在人称変化~現在完了形」までを、よく分かるようにゆっくりと学習していきます。
 また、テキストに従ってドイツ事情にも触れ、ドイツについての知識が深まるようにしたいと思います。

到達目標

 ドイツ旅行をして、買い物ができるくらいの、ドイツ語についての基礎的な会話力が身につきます。
 ドイツ語を学ぶことを通して、ヨーロッパの盟主であるドイツについての知識が深まるようになります。

授業計画

1 オリエンテーション(授業内容や進め方などについて話をする)
2 発音の練習(アルファベット+母音)
3 発音の練習(子音)
4 挨拶をしてみよう!
5 「~するのが好きだ」の言い方
〈飲み物・スポーツ)
6 自己紹介をしてみよう!
7 「それは何ですか?」「それは一つの~です」の言い方
(不定冠詞の使い方)
8 「それは一つの~ですか?」「いいえ、これは~ではありま
 せん」の言い方
(否定冠詞の使い方)
9 20までの数字を発音し、暗記する
10 3桁の数字を書く練習(聞き取り練習を含む)
11 「わたしは~を買います」「わたしは~を持っていません」
の言い方
(不定冠詞・否定冠詞の直接目的語の形)
12 「君はどうしてその~を買わないの?」「それは高すぎる」
の言い方
(定冠詞の直接目的語の形と3人称の代名詞)
13 メニューを見て、注文してみよう!
14 「これは君の~ですか?」「はい、それはわたしの~です」の言い方
(所有冠詞の使い方)
15 第1学期のまとめ
16 「あなたはリンゴを1個買いますか、それとも2個買いますか?」の言い方
(複数形の作り方)
17 「~の」「~に」の言い方
(所有格と間接目的格の形)
18 前置詞の使い方
(mit,für,nach)
19 「~で」「~へ」を表す前置詞の使い分け
(an,auf,bei,in,zu)
20 時刻の言い方(12時間制)
21 分離動詞(2つの部分に分かれる動詞)を用いての表現練習
(aufstehen,fernsehen)
22 週末の予定を尋ねてみよう!
23 クイズ(語群からドイツ語の単語を見つける)
24 「~したい」「~するつもりだ」の言い方
(möchte,wollen)
25 3基本形(不定詞・過去基本形・過去分詞)の作り方
26 3基本形についての補充の練習問題(30題)
27 現在完了形の2つのタイプ
28 (hatte+過去分詞)の現在完了形を用いての表現練習
「あなたは日曜日に何をなさいましたか?」などの言い方
29 (sein+過去分詞)の現在完了形を用いての表現練習
「ハンスはもう帰宅しましたか?」などの言い方
30 第2学期のまとめ
 各学期に2回くらいミニテストを行います。必要に応じ補充の練習問題を行うこともあります。

授業方法

 授業はできる限り、ゆっくりと進めていくつもりです。簡単な問題を多く練習することで、基礎的な表現がしっかり身につくようにします。グループでの会話練習も行う予定です。
 第1学期はドイツ文法でもっとも重要な「名詞の格変化」に、第2学期は会話で大切な「現在完了形の作り方」に重点をおいて学習していきます。
 

準備学習

 外国語の学習では予習と復習が欠かせません。復習に30分、予習に1時間以上の時間が必要です。予習内容についてはその都度、授業時に指示します。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):35%
第2学期(学年末試験):35%
小テスト:20%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
 平常点、ミニテスト、学期末試験の3つを総合的に評価します。

教科書

在間進『話すぞドイツ語! V2新版』、朝日出版社/Asahi Press2008年、ISBN=9784255253176
『話すぞドイツ語!』はとても分かりやすい、会話用の教科書です。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

 特別の理由なく、各学期で5回以上欠席した場合は、まとめの試験は受けられませんので、注意してください。