ドイツ語R(中級)3
エリザベートと19世紀ウィーン―
002-D-223

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
橋本 嘉那子 講師 2 通年 2

授業概要

ドイツ語の初級文法を学習した学生を対象としたクラスです。文法を復習しながら、まとまった文章を正確に読む力を養います。
「エリザベート」は、ハプスブルク帝国が崩壊しつつある時に皇帝妃となったエリザベートの半生を描いたウィーンミュージカルの代表作です。歌詞は会話体で、耳で聞いてすぐ解るように比較的簡単なドイツ語で書かれています。授業では歌詞だけでなく、その背景となった19世紀後半から20世紀初頭のウィーン(建築、カフェ、食事、音楽、歴史等)やハプスブルク家に関する文章を読んでいきます。
特に前期は、初級で学習した文法(分離動詞、助動詞、関係代名詞、受動態等)の復習にも時間をかけますので、中級で新しく学ぶ文法(接続法等)と合わせてドイツ語読解の基礎をしっかり身につけてほしいと思います。

到達目標

文法の基礎を固め、まとまったドイツ語の文章を読む力をつけること。様々な文化や思想が生まれた19世紀ウィーンに関する知識を深めること。

授業計画

1 ガイダンス、DVD鑑賞
2 テクスト読解、文法の練習、DVD鑑賞
3 テクスト読解、文法の練習
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14 理解度の確認
15 予備日
16 ガイダンス、前期の復習、DVD鑑賞
17 テクスト読解、文法の練習、DVD鑑賞
18 テクスト読解、文法の練習
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29 理解度の確認
30 予備日
前期は文法の復習の進度に合わせて、テクスト(「エリザベート」第一幕の歌詞やその他文化等)を選びます。
後期は第二幕の歌詞やその他のテクストを読む予定です。
「エリザベート」を見たことのない受講生にも全体の流れが理解しやすいように、前期は初めの2回で第一幕を後期は第二幕をDVD(ドイツ語、日本語訳付き)で鑑賞します。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのウィーンは、様々な思想、文化、芸術が生まれた非常に興味深い所です。それらに関しても随時取り上げていきたいと思います。

授業方法

各受講生にテクストを音読して、訳してもらいます。
また、授業に出てきた文法や重要な表現等を使った作文や練習問題を行います。

準備学習

授業時に次回の授業で扱う部分を指示しますので、単語を調べるだけでなく、きちんと文法や意味を考えて訳してきてください(30分程度)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%
第2学期(学年末試験):30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%
定期試験の他に、授業に臨む姿勢(予習等)を評価の対象にします。積極的に授業に参加してください。
全授業の三分の一以上を欠席した場合、成績評価の対象になりません。

教科書

プリントを配布。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

毎回必ず辞書を持ってきてください。