ドイツ語R(中級)12
002-D-223

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
鎌倉 澄 講師 2 通年 1

授業概要

既習事項を必要に応じて復習しながら、ドイツ語の読解力を着実に身に着けていきます。テクストは、「ドイツの地誌」「旅行」「グリム昔ばなし」「ウィーン」「世界遺産」「交響曲第9番」などがテーマになっています。ドイツ語を日本語に直して終り、という形ではなく、読解のポイントを押さえた上でまずドイツ語を読み、内容を理解し、必要に応じて文法を学び、応用練習を行います。慣れてきたら聞き取りでもテクストを理解する練習を行っていきます。コミュニケーション能力の基本となる読解力をしっかり鍛え、「中級」の名に恥じないドイツ語力をつけましょう。
参加者の興味に応じて、教科書以外からテクストを読む可能性もあります。

到達目標

比較的複雑な構造の文でも辞書の助けがあれば理解することができるようになる。まとまったドイツ語の文章を、リズムよく朗読することができるようになる。ドイツ語の質問にドイツ語で答えたり、自分の考えをドイツ語で表現したりできるようになる。自分の興味のある分野のテクストを自分で見つけ、辞書を使いながら読み、理解することができるようになる。

授業計画

1 第1回:導入(テクストの読み方)Kapitel0
2 Kapitel1:Deutschland(Lesetext1)
ドイツ語のテクストに慣れるまでは、1課につき3回から4回分くらいの授業を使いますが、第1学期後半くらいからはスピードアップして1課につき授業2回分というペースで読んでいきます。
3 Kapitel1:Deutschland (Lesetext1)
4 Kapitel1:Deutschland (Lesetext1,2)
5 Kapitel1:Deutschland (Lesetext2)
6 Kapitel2:Reisen mit Zug und Fahrrad (Lesetext1)
7
8 Kapitel2:Reisen mit Zug und Fahrrad (Lesetext2)
9
10 Kapitel3:Aus dem Märchenland (Lesetext1)
11 Kapitel3:Aus dem Märchenland (Lesetext1,2)
12 Kapitel3:Aus dem Märchenland (Lesetext2)
13
14 理解度の確認
15 復習
16 暗唱・朗読発表
Kapitel4:Wien (Lesetext1)
17 Kapitel4:Wien (Lesetext1)
18 Kapitel4:Wien (Lesetext2)
19
20 Kapitel5:Weltelbe (Lesetext1)
21 Kapitel5:Weltelbe (Lesetext1,2)
22 Kapitel5:Weltelbe (Lesetext2)
23 Kapitel6:Deutscland, Land der Ideen (Lesetext1)
24 Kapitel6:Deutscland, Land der Ideen (Lesetext2)
25 Kapitel7:Es war einmal die DDR (Lesetext1)
26 Kapitel7:Es war einmal die DDR (Lesetext2)
27 Kapitel8:Rund um die Neunte (Lesetext1)
28 Kapitel8:Rund um die Neunte (Lesetext2)
29 理解度の確認
30 復習

授業方法

各課ではまずキーワードを確認し、テクストを読み、読解のポイントを学び、内容を理解し、文法・語彙説明とそれらの練習、及び応用・発展練習を行います。分からないことがあったらそのままにせず、必ずその場で解決していきましょう。
辞書、初級文法の教科書を毎回持ってきてください。辞書は、信頼できる物を使用しましょう。

準備学習

次に扱うテクストは、①CDを聞いて音読しながら、内容を想像する ②それぞれの文の動詞を拾いながら構造を確かめる(前置詞句や形容詞付き名詞など、意味のかたまりを見つける) ③動詞、名詞を中心に辞書で確認する(動詞→使い方と意味、名詞→性別・複数形と意味)④ドイツ語を読みながら内容を把握、理解できない箇所を明確にしておく
予習には、最初は時間がかかるかもしれません。慣れてくれば素早くできるようになりますので、必ず上記の手順で行ってください。(いきなり辞書を引きまくるのは、かえって時間の無駄になります!)
 
練習問題は、指示されたものを必ず授業前までにやっておいてください。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):30%
第2学期(学年末試験):30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%
上記を合わせて総合評価とします。
全授業回数の3分の1以上の欠席がある場合には、成績評価をしません。

教科書

Ute Schmidt、Mechthild Duppel-Takayama、三ツ石祐子、和泉雅人『CD(MP3)付き ファウストとメフィストと学ぶ ドイツ文化8章 プラス・エクストラ』、三修社2016年、ISBN=9784384130959

参考文献

初級で使用した文法教科書を活用しましょう。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

折角ドイツ語を学んでいるのですから、自分の知りたい情報がドイツ語で得られる位にドイツ語を使えるようになりましょう!時間を有効に使って、しっかりドイツ語を身につけてください。そのためには皆さんのやる気がなにより大事です。希望と目標をしっかり持って授業に臨んでください。
インターネット上の学習プラットフォーム「Moodle」を使用して、授業時間以外でも予習復習や発展学習ができるようにします。ぜひ活用してください。