ドイツ語R(中級)15
ドイツ語の応用力を身につける―
002-D-223

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中出 正郎 講師 2 通年 3

授業概要

 この科目は、すでに学習してきたドイツ語の知識をより確かなものにして、「ドイツ語検定3級」に合格できるくらいの応用力を身につけることを目的としています。
 科目名は「中級リーディング」となっており、講読を中心にして授業を進めていきますが、「聞く」「話す」ための練習も加え、ドイツ語についての総合的な力がつくようにしていきたいと思います。
 また、テキストにしたがって、EUを牽引するドイツの文化・経済・政治などについての理解がさらに深まるようにするつもりです。

到達目標

 「ドイツ語検定3級」に合格できるくらいの、ドイツ語についての総合的な応用力が身につきます。
 すでに学習した文法の力が、さまざまなテキストを読むことで、より確かなものになります。
 EUの盟主であるドイツについての理解がさらに深くなります。

授業計画

1 オリエンテーション/ドイツ語の復習(発音練習など)
2 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験4級」の問題を解きながら、文法の復習
3 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験4級」の問題を用いての講読
 
「観光案内所でのケイタと職員の会話」「Juliaの一日について」など
4 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験4級」の聞き取り練習
5 「2016年冬期ドイツ語技能検定4級」の問題を解きながら、現在人称変化から助動詞くらいまでの文法項目について練習
6 「2016年冬期ドイツ語技能検定試験4級」の問題を用いての講読練習
 
「喫茶店での会話」「Ireneの生活について」など
7 「2016年冬期ドイツ語技能検定試験4級」の問題を用いての聞き取り練習
8 3桁の数字の書き方と数字を聞き取る練習
9 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を解きながら、分離動詞から接続法までの文法項目についての練習
10 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての講読練習
「ケンジがミュンヘンに勤務する同僚に送ったメール」「オリンピック種目になったスノーボードについて」など
11 「2016年夏期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての聞き取り練習
12 時刻(12時間制)の言い方の練習
13 「受動態(動作受動・状態受動)・関係代名詞・接続法など」、難しい文法項目についての重点的な練習
14 13回目の授業に続き、「3級」の読解に必要な文法項目を集中的に練習
15 第1学期のまとめ
16 「2016年冬期ドイツ語技能検定試験3級」を用いて文法についての練習
17 「2016年冬期ドイツ語技能検定試験3級」の手紙を読む練習
「トモコが東京の語学学校でドイツ語を教わっている先生に宛てた手紙」
18 「2016年冬期ドイツ語技能検定試験3級」の会話文を読む練習
「大学生のAndreasとGregorの会話」
19 前回に続き、「2016年冬期ドイツ語技能検定試験3級」を用いて、講読練習
「アジア象」について
20 16回から19回までのまとめ
21 単語練習を兼ねてのゲーム
(多くの語群からドイツ語の単語を見つける練習)
22 「2015年春期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いて、文法の応用力を身につける練習
23 「2015年春期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての講読練習
「ミサコがベルリンに住む友人のSusanneに送ったメール」
24 「2015年春期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての会話文を読む練習
「商品の発送が遅れるという実務的な会話」
25 「2015年春期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての講読練習
「18世紀にイギリスで流行した教養旅行について」
26 「2015年春期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いての聞き取り練習
27 「2015年秋期ドイツ語技能検定試験3級」問題を用いて、文法力を身につける練習
28 「2015年秋期ドイツ語技能検定試験3級」の問題を用いて、メールを読む練習
「ドイツのある語学学校から送られてきたサマーコースについてのメール」
29 「2015年秋期ドイツ語語技能検定試験3級」の問題を用いての講読練習
 
「ある会社での上司と部下の会話」「港町ハンブルクについて」
30 一年間の総まとめ
 必要に応じて、数回のミニテストを行う予定です。

授業方法

 授業はできる限り、ゆっくりよく分かるように進めていきます。教材は総合的な練習に適している、ドイツ語検定の「過去問」を使用します。ドイツ語検定の問題は、基本的には「文法問題、慣用句の問題、会話の問題、読解の問題」の筆記問題と聞き取り問題からできています。4級から3級までの問題練習を行う予定です。
 第1学期の初めは、「ドイツ語検定4級」の問題を解きながら、初級で学んだ文法事項の復習をしていきます。後半には、「ドイツ語検定3級」の問題に取り組むことで、文法の全体像をしっかり身につけたいと思います。「筆記練習」だけでなく、「聞き取り練習」も行います。
 第2学期は、「ドイツ語検定3級」の問題を練習することで、ドイツ語についての応用力を身につけていきます。時々は、ゲーム的な問題も行い、授業が単調にならないように、心がけます。第1学期同様、「筆記試験」だけでなく、「聞き取り練習」も行います。
 テキストは使用せず、過去問などはプリントして配布します。

準備学習

 授業前に指示したテキストの問題を解いておくこと、またそれぞれに割り当てられた箇所のドイツ語の文章を訳しておくことが必要です(1時間以上)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):35%
第2学期(学年末試験):35%
小テスト:20%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
 平常点、小テスト、学期末試験の3つを総合的に評価します。

教科書

教科書は使用しません。テキスト(ドイツ語検定の過去問など)はプリントで配布します。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

 特別の理由なく、各学期で5回以上欠席した場合は、まとめの試験は受けられません。