中国語C(初級)2
002-D-142

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小野 泰教 准教授 2 通年 1

授業概要

この授業では、初級レベルの会話文を徹底的に暗唱することで、会話力の基礎を作る訓練を行う。流暢な中国語を話すには、正確な中国語を暗唱できる能力が極めて重要である。この授業では参加者の暗唱に役立つよう、(1)基礎文法の解説、(2)ネイティブの発話リズムの解説の2点に力を入れる。さらに、暗唱を実践に生かせるよう、通訳練習と会話劇を定期的に実施する。その際は、単に声を出すだけでなく、どのような場面でその表現を使うのか、どのような感情をこめて声を出すのかなど、細部にまでこだわりつつ練習を行いたい。

到達目標

・教科書の例文や会話文を正確に逐語訳できる。
・教科書の例文や会話文を感情豊かに暗唱することができる。
・暗記した文を用いて、基礎的な日常会話をすることができる。

授業計画

1 ガイダンス 発音練習(1)声調 単母音
2 発音練習(2)複母音 子音 鼻母音 軽声 声調の変化 アル化 声調の組み合わせ
3 第1課 自己紹介の際の表現 ほか
4 第1課 通訳練習 会話劇
5 第2課 人やものを指し示す表現 ほか
6 第2課 通訳練習 会話劇
7 第3課 何かしようと呼びかける表現 ほか
8 第3課 通訳練習 会話劇
9 第4課 レストランで注文する際の表現 ほか
10 第4課 通訳練習 会話劇
11 第5課 ものを買う際の表現 ほか
12 第5課 通訳練習 会話劇
13 第6課 友達と遊びの計画を立てる際の表現 ほか
14 理解度の確認
15 予備日
16 第6課 通訳練習 会話劇
17 第7課 当日の予定を決める際の表現 ほか
18 第7課 通訳練習 会話劇
19 第8課 学園祭に関する表現 ほか
20 第8課 通訳練習 会話劇
21 第9課 カラオケに関する表現 ほか
22 第9課 通訳練習 会話劇
23 第10課 映画に関する表現 ほか
24 第10課 通訳練習 会話劇
25 第11課 帰省に関する表現 ほか
26 第11課 通訳練習 会話劇
27 第12課 空港で友人を見送る際の表現 ほか
28 第12課 通訳練習 会話劇
29 理解度の確認
30 予備日

授業方法

・単語、文法を理解したうえで、会話文を正確な日本語に翻訳する。
・教科書の例文を使って、教員および学生同士で通訳練習を行う。
・CDを聴き、ネイティブの感情のこめ方の特徴を皆で話し合ったうえで、教員および事前に指名された学生同士による会話劇を行う。

準備学習

・辞書等を用いて、教科書の会話文の日本語訳を作成しておくこと。(1時間程度)
・教科書付属のCDを聞き、ネイティブの発音や感情のこめ方に注意しながら会話文を繰り返し読み、暗唱できるようにしておくこと。(1時間程度)
・授業後は、学習した単語、例文、本文を復習し、暗唱するとともに、自分の気に入った表現をメモし、日常的に口ずさむ習慣をつけること。(1時間程度)

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):25%
第2学期(学年末試験):25%
小テスト:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(特に通訳練習と会話劇への取り組み)
・テストの答案は返却のうえ、授業中に解説する。
・通訳練習と会話劇には教員も参加のうえ、コメントを行う。

教科書

緒方昭 小林光考 胡慶華『中国語1年め』、白水社ISBN=9784560069288

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・授業で発言する時には、自分の分かるところまでしっかりと考えること。分からない場合でも「どこが分からないのか」「なぜ分からないのか」をはっきり答えること。授業では、そうした発言・思考への頑張りを評価する。
・教科書付属のCDを1日5分でよいので聴く習慣を身につけてほしい。