中国語C(中級)9[作文]
002-D-242

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小野 泰教 准教授 2 通年 4

授業概要

この授業では、随時、初級文法も復習しながら、中級レベルの作文能力を身につけることを目標とする。特に話し言葉を書ける能力を身につけ、自己紹介文や日記、そしてEメールなど、自己を表現したり友人と交流したりするための文の作成ができるようになることを目指したい。この授業では、正確な中国語をたくさん書く練習を行い、中国語作文の型を身につけることに重点を置く。多くの作文課題を用意するほか、教員も含めクラス全員で、辞書や書籍、インターネットなどから中国語例文を収集し、研究する時間も設ける。

到達目標

・文法事項に基づき、話し言葉を正確に書くことができる。
・自己紹介文、日記、Eメールの文を中国語で作成できる。
・辞書や書籍、インターネットなどから例文を収集し、単語や文法を考察することができる。

授業計画

1 ガイダンス
2 第1課 連動文 「なぜなら~なので…/~だから…」 動詞句主語 「~あまり/~強」
3 第1課 作文添削、例文研究
4 第2課 「どう~/どのように~」 「~してから…する」 「もう~だ/もう~になる」 反復疑問文
5 第2課 作文添削、例文研究
6 第3課 「少し~する」 比較の表現
7 第3課 作文添削、例文研究
8 第4課 名詞修飾語 「~するな/~しないでください」 結果補語 おつりの表現
9 第4課 作文添削、例文研究
10 第5課 様態補語 2つの「了」
11 第5課 作文添削、例文研究
12 第6課 「~したことがある」 「招待する、招く」「してもらう」 主述述語文 「~が好きだ/~をするのが好きだ」 「たくさん~する」
13 第6課 作文添削、例文研究
14 理解度の確認
15 予備日
16 第7課 「聞くところによると~だそうだ」 「非常に~だ」/実に~だ」 「~するつもりだ/~する予定だ」 「会う」
17 第7課 作文添削、例文研究
18 第8課 方向補語 使役文 兼語
19 第8課 作文添削、例文研究
20 第9課 「もしも~だったら…」 目的語を動詞の前に出す表現 方向補語の「到」
21 第9課 作文添削、例文研究
22 第10課 「少し/いささか」 「~するとすぐ…」 「少しも~(ない)」 「~しなければならない」
23 第10課 作文添削、例文研究
24 第11課 「必要がある」 「~している(ところだ)」 「ただ~/ただし~」
25 第11課 作文添削、例文研究
26 第12課 「もうすぐ~だ」 「~になる、~になった」 可能補語 「あるもの/~のもある」
27 第12課 作文添削、例文研究
28 例文研究の復習
29 理解度の確認
30 予備日

授業方法

・文法事項を学習したうえで、教科書の本文を正確な日本語に翻訳する。
・教科書の作文問題や作文課題のプリントについて添削を行う。
・辞書や書籍、インターネットから収集してきた例文について、クラス全員で研究を行う。

準備学習

・辞書等を用いつつ、教科書の単語、例文、本文の日本語訳を作成しておくこと(1時間程度)。
・教科書の作文問題や作文課題のプリントに取り組むこと(30分程度)。
・授業で習った文法が使われている例文を、辞書や書籍、インターネットから収集し、日本語訳や文法を解説できるようにしておくこと(30分程度)。
・授業後は、作文課題のプリントを復習し、また授業で提示された例文をノートに書きため、例文集を作成すること(1時間程度)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):25%
第2学期(学年末試験):25%
小テスト:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(特に作文課題や例文収集作業への取り組み)
・テストの答案は返却し、授業中に解説を行う。
・作文課題や例文収集については、授業中に添削、コメントを行う。

教科書

塚本慶一監修 劉穎著『2年生のコミュニケーション中国語』、白水社ISBN=9784560069066

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

・授業で発言する時には、自分の分かるところまでしっかりと考えること。分からない場合でも「どこが分からないのか」「なぜ分からないのか」をはっきり答えること。授業では、そうした発言・思考への頑張りを評価する。
・教科書付属のCDを1日5分でよいので聴く習慣を身につけてほしい。