中国語セミナー
002-D-544

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
大澤 顯浩 教授 4 通年 5

授業概要

中国古典の詩句や『蒙求』・『四庫全書総目』など標準的な古典の文章を読解し、中国についての理解を深める。web上の資料なども利用して漢文を読解する。

到達目標

中国語についての高度な読解力を身につけ、中国の知識人に対応できる文化的知識を涵養する。

授業計画

1 オリエンテーション 古典文読解についての注意点
2 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(1)
3 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(2)
4 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(3)
5 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(4)
6 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(5)
7 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(6)
8 平易な古典の解析と精読:『蒙求』(7)
9 標準的な古典の解析と読解:唐詩(1)
10 標準的な古典の解析と読解:唐詩(2)
11 標準的な古典の解析と読解:唐詩(3)
12 標準的な古典の解析と読解:唐詩(4)
13 標準的な古典の解析と読解:唐詩(5)
14 理解度の確認
15 予備日
16 多様な形式の古典文の選読:『資治通鑑』(1)
17 多様な形式の古典文の選読:『資治通鑑』(2)
18 多様な形式の古典文の選読:『資治通鑑』(3)
19 多様な形式の古典文の選読:『資治通鑑』(4)
20 多様な形式の古典文の選読:『資治通鑑』(5)
21 多様な形式の古典文の選読:伝記文(1)
22 多様な形式の古典文の選読:伝記文(2)
23 多様な形式の古典文の選読:伝記文(3)
24 多様な形式の古典文の選読:伝記文(4)
25 多様な形式の古典文の選読:『四庫全書総目』(1)
26 多様な形式の古典文の選読:『四庫全書総目』(2)
27 多様な形式の古典文の選読:『四庫全書総目』(3)
28 多様な形式の古典文の選読:『四庫全書総目』(4)
29 授業のまとめ
30 予備日
テキストは『蒙求』・『四庫全書総目』などの古典文を和刻本なども用いてプリントを作成する。繁体字表記の文章を読むことがある。漢文訓読も可能な限り行う。

授業方法

初めは担当を決めて輪読する形式をとるが、必ず事前に予習すること。

準備学習

語彙を調べること、テキストの下調べと通読(50分)

成績評価の方法

レポート:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):70%(授業中のパフォーマンス)

教科書

テキストはプリントを作成して配布する。

参考文献

小川環樹・西田太一郎『漢文入門』(岩波叢書)、岩波書店1957
加地伸行『漢文法基礎 本当にわかる漢文入門』(講談社学術文庫)、講談社2010
辞書はやや値段が張るが、小学館『中日辞典』程度以上の辞書を用意する必要がある。場合によっては、漢和辞典だけでなく中国で出版されている辞書の類を参考にする必要もある。ハンディな辞書では中級以上のレベルになると役に立たない。電子辞書の類は利用に際して注意が必要であることを理解して用いてもらいたい。
その他のものについては、授業中に適宜紹介する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

精力的にnet上の情報も駆使して中国を知るということにエネルギーを傾けてほしい