イタリア語C(初級)4
002-D-172

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
L.メッシーナ 講師 2 通年 2

授業概要

イタリア語を初めて学ぶ人を対象にしたコースであり、「話す・聞く・読む・書く」の4つの能力を伸ばすことを目指すが、特に「話す」能力に主眼を置く。イタリア語の簡単な挨拶・会話表現と同時に基本的な文法を学び、バールや学校など様々な場面でイタリア語が話せるようになることを目標とする。また、テキストだけではなく、雑誌や音楽などを通し、イタリアの文化についても授業の中で触れる。

到達目標

【通年】
・イタリア語の発音とアルファベットを習得し、基本的な文法構造(動詞の活用と性数一致)が理解できる。
 
【前期】
・自分の基本的な情報を話せるようになり、自由に自己紹介ができる。
 
【後期】
・自分の趣味や好み、習慣や日常生活などが豊かに表現できる。

授業計画

本授業で扱う主な内容は下記の通りである。・イタリア語のアルファベット・あいさつ・フォーマル/インフォーマルな場面での簡単な自己紹介・1から1,000までの数字・バールやレストランでの注文・趣味について話す・約束をする・感情・状態に関する表現・天気について話す・日常生活について話す・時間を尋ねたり、教えたりする・週末のことを話すまた、不定期ではあるが以下の内容も適宜行う。・歌を通して、新しい単語や表現を学ぶ

授業方法

テキストや講師配布資料を基に、上記の4つの能力を磨くため、様々なアクティビティを行う。例えば、イタリア語の会話をCDで聴いたり、ロールプレイを行ったり、イタリア料理・スポーツなどの写真を見て語彙を学んだりする。コミュニケーション重視の双方向的な授業であるため、グループ内においても、個人レベルにおいても、積極的な参加が求められる。

準備学習

授業はコミュニケーションが中心となるため、授業時間外は語彙・慣用句の習得や文法理解にしっかり費やすこと。
 
・自分の単語帳を作成する:授業で出てきた新しい言葉を書き写し、意味を理解する
・単語帳は定期的に確認し、以前学んだ語彙はしっかりと定着させること
・定期的な復習を習慣づけること――曖昧な理解では語学力は伸ばせない

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):20%
第2学期(学年末試験):35%
小テスト:5%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%(クラス内アクティヴィティへの積極的な参加を重視する。講師の質問への回答やペアワークでの会話練習をしっかり行う。消極的な正確性よりも間違いのある積極性を評価する。)
一学期につき5回以上の欠席をした場合は、いかなる理由であっても不合格とする。
また、特別な理由がある場合を除き、15分以上の遅刻は欠席とみなす。

教科書

Ziglio, Luciana and Giovanna Rizzo, NUOVO Espresso 1: Corso di l’italiano, Alma Edizioni, 2014
DVD-ROMなしのもので構いません。

参考文献

一ノ瀬 俊和『しっかり学ぶイタリア語――文法と練習問題――』、ベレ出版2001年、ISBN=9784939076442
『伊和辞典』及び『和伊辞典』どのような形でも良いが必ず自分の辞書を用意すること。しかし、観光用のポケット辞書の類は認めない。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。