租税法演習
租税法の諸問題―
011-B-382

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
長戸 貴之 准教授 4 3~4 通年 4

授業概要

租税法の守備範囲は多岐にわたる。第一学期は,税制と分配的正義の問題,第二学期は,租税法の事例研究を行う。前者では,租税が関係する経済学や法哲学・政治哲学の知見を参照して税制と分配的正義の問題を考え,後者では,取引の前提となる経済的仕組みや私法を理解した上で,租税法の裁判例を研究する。

到達目標

租税法を題材に法学の基礎的な知識を習得するとともに,法学の枠にとらわれず,隣接諸分野の知見への興味関心を深める。また,リサーチ,文献購読,報告準備,討論の基本的な作法を身につける。

授業計画

1 イントロダクション/自己紹介
2 報告分担決め
3 文献購読の練習1
4 文献購読の練習2
5 報告1
6 報告2
7 報告3
8 報告4
9 報告5
10 報告6
11 報告7
12 報告8
13 報告9
14 報告10
15 理解度の確認
16 報告対象事件の選定
17 リサーチ方法のガイダンス
18 租税判例を読む1
19 租税判例を読む2
20 報告1
21 報告2
22 報告3
23 報告4
24 報告5
25 報告6
26 報告7
27 報告8
28 報告9
29 報告10
30 総括

授業方法

学生の報告を中心に,質疑応答形式で進める。積極的な参加が求められる。

準備学習

事前に指定した文献を読んでくる。

成績評価の方法

レポート:10%(追加的に提出してもらう可能性がある。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):90%(報告や毎回のディスカッションを重視する。)

教科書

授業中に説明する。

参考文献

中里実・佐藤英明・増井良啓・渋谷雅弘『租税判例百選』第6版、有斐閣2016
他の参考文献は,授業中に説明する。事前に購入する必要はない。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。