西洋政治思想史Ⅰ
012-A-373

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
古城 毅 教授 2 1~4 第1学期 4

授業概要

現代政治・現代政治学を理解する際、古代ギリシア以降の西洋政治学の蓄積を踏まえることは不可欠です。そこで、本講義では19世紀初頭までの西洋政治学の流れを、代表的な思想家の議論を検討することによって把握することを目標とします。

到達目標

西洋政治史・西洋政治思想史についての基本的な知識を獲得すること。

授業計画

1 導入
2 西洋政治思想史の主題、時間的・空間的な対象について
3 古代ギリシア1
4 古代ギリシア2
5 プラトン1
6 プラトン2
7 アリストテレス1
8 アリストテレス2
9 ヘレニズム期
10 古代ローマ1
11 古代ローマ2
12 近代政治思想と古典古代1
13 近代政治思想と古典古代2
14 近代政治思想と古典古代3
15 総括
進行が予定と異なることがあります。中世・近世には十分に時間を割けないため、参考書による自習を或る程度求めます(方法については講義中に説明します)。

授業方法

基本的に講義形式。受講者が比較的少ない場合には、学期中に小レポートその他を実施します(実施の場合、評価に加えます)。希望者は学期末にレポートを提出することができます。それも評価に加えます。

準備学習

開講時に指定される各回の課題文献を読んで講義に臨むこと。予習時間は30分程度。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):50%(学期中に課すレポートと類似の、記述式です。)
レポート:24%(2000字程度)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):26%(毎回、小テストを行い、それを平常点とします。)
夏季休暇中に任意レポートを受け付けます。評価に加点されます。

教科書

特に指定しません。毎回、かなり詳しいレジュメを配ります。

参考文献

佐々木毅『よみがえる古代思想――「哲学と政治講義」1』(講談社学術文庫)、講談社2012年、ISBN=9784062921381
佐々木毅『宗教と権力の政治――「哲学と政治講義」2』(講談社学術文庫)、講談社2012年、ISBN=9784062921398
福田歓一『政治学史』、東京大学出版会1985年、ISBN=9784130320207
佐々木毅・鷲見誠一・杉田敦『西洋政治思想史』、北樹出版1995年、ISBN=9784893844750
川出良枝・山岡龍一『西洋政治思想史――視座と論点 』(岩波テキストブックス)、岩波書店2012年、ISBN=9784000289078
宇野重規『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ)、有斐閣2013年年、ISBN=9784641220010
上記他、初回講義以降、適宜追加します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

世界史・西洋史の前提知識が要求されますので、ある程度の予習が必要です。