環境政策論Ⅰ
012-B-513

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
村主 道美 教授・他
2 1~4 第1学期 2

授業概要

近年、「環境問題」への取り組みの重要性が大きく取り上げられるが、この複合的な問題をどのように捉え、解決にむけてどのように取り組んでいけば良いのかについては、明確に提示されているとは言えない。環境問題を捉える視角と、様々なレベルでの問題への取り組みに関して、環境政策に携わってきた実務者を中心に、環境コンサルタントやNGO関係者を講師に迎えて具体的に解説してもらう。環境問題がどのように争点化し、その対策が講じられてきたのかを、多角的に検討するのが授業の主目的である。各分野を専門とする複数の講師により、総合講義形式で展開される。

到達目標

各分野を専門とする講師陣から環境政策や環境対策について経験に基づく具体的な話を聞くことができ、環境問題の基礎知識を習得するだけでなく、幅広い問題に取り組むことができるようになる。

授業計画

1 ガイダンス(村主教授 高木講師)
2 循環型社会への取組①:廃棄物処理の基本(岩田講師)
3 循環型社会への取組②:循環型社会の構築(岩田講師)
4 循環型社会への取組③:災害廃棄物への対応(岩田講師)
5 地球環境問題の歴史と展望①:日本の産業公害とその対策(高木講師)
6 地球環境問題の歴史と展望②:都市型生活型公害とその対策(高木講師)
7 地球環境問題の歴史と展望③:持続可能な開発と地球環境問題(高木講師)
8 地球環境問題の歴史と展望④:生物多様性と自然資源の劣化(高木講師)
9 地球環境問題の歴史と展望⑤:地球温暖化問題(高木講師)
10 地球環境問題の歴史と展望⑥:身近な地球温暖化対策(高木講師)
11 特別講義①:メディアと環境問題(1)(井田講師)
12 特別講義②メディアと環境問題(2)(井田講師)
13 私たちの生活と化学物質①:有害物質問題の経緯(松村講師)
14 私たちの生活と化学物質②:対策の考え方と制度的取組(松村講師)
15 総括
複数の講師による総合講義形式で実施されるが、講師の都合により授業の順序が変更になる場合がある。ガイダンスの際に授業の予定表を配付する。

授業方法

講義形式で実施される。

準備学習

授業中に配付した資料の必要部分を読んでおくこと。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):95%(試験答案の質)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):5%

教科書

各講師指定の教科書があれば、開講時に指示する。

参考文献

参考文献は授業中に紹介する。