入門演習
021-A-100

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
椋 寛 教授 2 1 第1学期 4

授業概要

本演習は与えられたテーマに関する討論を行う。テーマとしては経済とは無関係な身近な話題から現実の経済問題に至るまで幅広いトピックを採り上げる。また、特定の国の観光プロモーション(実際に行ったことがあるか否かは問わない)をし、その国とその国の経済を知るきっかけを作る。経済問題に関するテーマについては、担当教員の専門である国際貿易や貿易政策に関するものが中心となることに留意されたい。

到達目標

討論を通じて、基礎的な情報収集能力・プレゼンテーション能力が習得できる。
経済学の習得に必要不可欠な「物事を多面的かつ客観的に分析するに力」を身につけられる。

授業計画

1 ガイダンス
2 グループ分け・討論テーマの確定
3 資料検索・図書館利用に関するガイダンス
4 身近な話題に関する討論1(テーマ例:小学校での英語教育の是非・女性専用車両の是非など)
5 身近な話題に関する討論2
6 身近な話題に関する討論3
7 身近な話題に関する討論4
8 観光プロモーション対決1(任意の1カ国について調べ、観光ツアーを提案する。経済状況や経済問題についても触れ、外国を知るきっかけとする)
9 観光プロモーション対決2
10 国際経済に関する討論1(テーマ例:外国人労働者の受入れ・TPPの是非など)
11 国際経済に関する討論2
12 国際経済に関する政策提案1
13 国際経済に関する政策提案2
14 授業のまとめ
15 予備日

授業方法

最初に参加者のグループ分けを行い、討論するテーマを確定する。毎回の講義では各テーマについて事前に賛成グループ・反対グループを決めておき(賛成側か反対側かは「くじ引き」により行う)、それらグループは大学の書籍、雑誌・新聞記事やウェブ資料を参考にしつつ賛成・反対の根拠を実際の討論日まで準備しておく。実際の討論日には志願したあるいは指名された司会者の進行の下、賛成側と反対側の各々が簡単なプレゼンテーションを行った後、討論に入る。時間が来たところで残りの参加者が評価者として賛成か反対か投票を行いつつ、感想を書く。最後の2回の討論では、「賛成・反対」ではなく「〜を解決するための政策」を提案してもらい、どちらの政策がより望ましいかを競う。

準備学習

発表者は、必ずレジュメやスライドを作成すること(約1時間)。
討論のテーマに関しては、事前に予備知識を得ておくこと(約30分)。
聴衆側は、自身が当該討論テーマに賛成か反対かを必ず考えておくこと(約30分)。

成績評価の方法

レポート:10%(毎回の討論後に評価レポートを提出する。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):90%
持ち点0点からの加算方式で絶対評価する。出席・発言・司会・討論の勝利・プレゼンテーション・グループリーダーへの就任などが加点対象である。出席点のみでは、単位取得の必要点をクリアできないことに留意してほしい。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

事前に実施される入門演習の振り分けにより、本入門演習へ参加する権利を得た者は、第一回目の授業日に必ず出席すること。事前連絡無く第一回目に欠席の場合は、履修しないと判断する。