演習(3年生)
日本経済と国際経済の実証分析―
021-B-300

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
細野 薫 教授 4 3 通年 4

授業概要

演習(2年生)で修得した、経済データの収集・加工技術および基礎的な統計分析の技術をもとに、演習(3年生)では、より専門的な統計的分析手法を習得したうえで、以下の個人別およびグループ別プレゼンテーションを行う。①個人のプレゼンテーションについては、ゼミで設定する大きなテーマ(日本経済・国際経済に関するもの)のもとで、より具体的なテーマを選び、分析、発表、ディスカッション、およびレポートの作成を行う。
②グループのプレゼンテーションについては、他大学との共同ゼミ(インゼミ)の場で、発表とディスカッションを行う。

到達目標

専門的な分析能力を身に付け、データをもとに議論することができるようになる。プレゼンテーション能力が向上する。

授業計画

1 ねらい、進め方等
2 回帰分析の注意点(多重共線性、見せかけの相関、内生性など)
3 クロスセクションデータ(家計調査など)の分析手法
4 時系列データ(GDP,株価、為替レートなど)の分析手法
5 パネルデータ(都道府県別データ、企業財務データなど)の分析手法
6 ゼミでのテーマ選定
7 個人によるテーマと分析案発表1
8 個人によるテーマと分析案発表2
9 個人によるテーマと分析案発表3
10 個人によるテーマと分析案発表4
11 グループAによるテーマと分析案発表
12 グループBによるテーマと分析案発表
13 グループCによるテーマと分析案発表
14 授業のまとめ
15 自主研究
16 個人による分析成果発表1
17 個人による分析成果発表2
18 個人による分析成果発表3
19 個人による分析成果発表4
20 グループAによる分析成果発表(第1回)
21 グループBによる分析成果発表(第1回)
22 グループCによる分析成果発表(第1回)
23 個人によるレポート発表1
24 個人によるレポート発表2
25 個人によるレポート発表3
26 個人によるレポート発表4
27 グループAによる分析成果発表(第2回)
28 グループBによる分析成果発表(第2回)
29 グループCによる分析成果発表(第2回)
30 予備日
他大学とのインゼミを実施する予定。

授業方法

まず、統計的分析の方法について、講義を行うので、ゼミ生はPCを使ってスキルを修得する。その後、ゼミ生が自ら興味のあるテーマを選び、データの収集と統計的な分析を行い、その成果を発表する。発表を聞いた他のゼミ生は、分析の改善や解釈の妥当性について、議論を行う。

準備学習

個人発表、グループ発表ともに、事前にプレゼンテーション資料を作成すること(約1時間)。

成績評価の方法

レポート:50%(個人のプレゼンテーションとレポートの質で評価する。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(出席、グループでの報告準備への参画度、グループ報告のプレゼンテーションおよび質、グループ報告および個人報告に対するディスカッションへの参画度合いを評価する。)
演習の運営に関して積極的な貢献があった場合は、成績評価の際に考慮する。

参考文献

藪 友良『入門 実践する統計学』第1版、東洋経済新報社2012年、ISBN=9784492470855

履修上の注意

履修者数制限あり。(15名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。