演習(3年生)
日本の金融問題 -マクロとミクロ-―
021-B-300

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
宮川 努 教授 4 3 通年 4

授業概要

第1学期は、福田慎一「失われた20年を超えてを」輪読し、第2学期は、前田裕之「ドキュメント 銀行」を輪読し、

到達目標

第1学期は、バブル崩壊後の金融面を中心とした日本経済の推移について理解し、現在の日本経済にとっての問題をマクロ的に把握することを目標とする。第1学期の学習をベースに第2学期は個別金融機関がこの時期どのような変遷を辿ったかをテキストを素材にして自分たちで調査・報告することを目標とする。

授業計画

1 1年間の授業の狙いについて
2 第1学期のテキストの概略説明(特に第1章)とテーマの選択
3 福田慎一「失われた20年を超えて」第2章2.1から2.4までの報告
4 福田慎一「失われた20年を超えて」第2章2.5から2.8までの報告
5 福田慎一「失われた20年を超えて」第3章3.1から3.4までの報告
6 福田慎一「失われた20年を超えて」第3章3.5から3.6までの報告
7 福田慎一「失われた20年を超えて」第3章3.7から3.10までの報告
8 福田慎一「失われた20年を超えて」第4章4.1から4.4までの報告
9 福田慎一「失われた20年を超えて」第4章4.5から4.7までの報告
10 福田慎一「失われた20年を超えて」第5章5.1から5.3までの報告
11 福田慎一「失われた20年を超えて」第5章5.4から5.6までの報告
12 福田慎一「失われた20年を超えて」第6章6.1から6.5までの報告
13 福田慎一「失われた20年を超えて」第6章6.6から6.9までの報告
14 福田慎一「失われた20年を超えて」第7章7.1から7.5までの報告
15 福田慎一「失われた20年を超えて」第7章7.6から7.9までの報告
16 前田裕之「ドキュメント銀行」の概要を解説し、担当する金融機関を決める
17 メガバンクの概要報告
18 地方銀行の概要報告
19 新興金融機関の概要報告
20 個別金融機関の報告の要点に関する解説
21 個別のメガバンクに関する報告
22 メガバンクの比較報告
23 メガバンク報告のまとめ
24 個別地方銀行報告の選定
25 比較的規模の大きい地方銀行の報告
26 比較的規模の小さい地方銀行の報告
27 新興金融機関の選定
28 新興金融機関の報告
29 ネットバンキングの報告
30 金融機関報告に関する総括

授業方法

前期は輪読の形式をとるが、後期はテキストを題材とし、個別金融機関の沿革や規模、収益などを自ら調べて法子k数る。

準備学習

それぞれのテーマについて該当箇所を授業前に最低1時間は読み込み、授業時に報告及びディスカッションができる準備をする。

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%(病気以外の欠席は減点対象とする。特に事前に連絡のない欠席については、厳しく評価する。)
レポートの報告によって評価する:60%(前期は報告だけでなく、他の学生の報告について、どれだけ討議に参加できるかが評価のポイントとなる。後期は、自らの報告に、どれだけ関連データを含め、またそのデータの内容を理解しているかが評価のポイントになる。)

教科書

福田慎一『失われた20年を超えて』(世界のなかの日本経済)、NTT出版2015年、ISBN=9784757123151
前田裕之『ドキュメント銀行』、Discover2015 年、ISBN=978-4-7993-1820-1

履修上の注意

履修者数制限あり。(20名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

2年生の際に宮川の演習に参加していることが、演習参加の条件となる。