経済学特殊講義(経済数学演習ⅠA)
021-B-125

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山野 貴博 講師 2 1~4 第1学期 2

授業概要

本授業は、「経済数学Ⅰ」の講義に合わせた問題練習を行い、経済学の学習に役立つ数学の基礎知識をより良く理解することを目指します。特に、高校において数学Ⅰのみを履修であったり、数学Ⅱ・Bまでを履修しても数学は得意ではなかったという皆さんのために、簡単な文字式の計算から始めて、直線の式、等比数列とその和、指数関数、対数関数、微分の方法、接線の式などについて、「経済数学Ⅰ」の講義よりも一層の時間をかけて勉強します。本授業は「経済数学Ⅰ」と共に1年次に履修することが強く望まれます。なお、「経済学特殊講義(経済数学演習ⅠA)」と「経済学特殊講義(経済数学演習ⅠB)」はクラスが異なるだけで同一内容です。下記の【単位修得上の注意】と【履修クラスに関する注意】をよく読んで履修してください。

到達目標

高校までに学んだ数学を復習し、経済学の初級から中級の授業で使用される数学的概念や数式の取扱いを、自分で説明できるようになる。

授業計画

1 文字式の計算
2 直線の方程式、2次関数
3 指数の演算規則、指数の含まれる文字式の計算
4 対数の演算規則、指数関数と対数関数のグラフ
5 等差・等比数列とその和
6 シグマ記号の計算、漸化式
7 「経済数学Ⅰ」中間テストの復習
8 基本的1変数関数の微分と微分係数の意味
9 関数の定数倍・和・積の微分
10 商の微分、合成関数の微分
11 合成関数・指数関数・対数関数の微分
12 接線の公式、関数の極大極小・増減・凹凸
13 微分の総合演習
14 多項式の積分
15 予備日

授業方法

マークシートによる小テストを毎回の授業で実施し、練習問題を解きながら授業を進めます。

準備学習

本授業と並行して開講される『経済数学Ⅰ』の授業で配布したプリントやノートを復習する。さらに、毎回の演習問題を十分に復習すること(2時間)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):70%
小テスト:30%(毎回の授業で実施する問題演習の評価)
学期末試験はマークシートによる試験とする。毎回の授業で行う問題演習をしっかりと復習することが重要である。

教科書

本授業では教科書の指定はせず、授業のノート作成と問題演習により勉強します。高校で使用した教科書が大変役に立ちますから、持っている人は持参してください。

参考文献

岡部恒治『経済数学入門』(新経済学ライブラリー)、新世社1998年、ISBN=4915787907
尾山大輔・安田洋祐『経済学で出る数学』改訂版、日本評論社2013年、ISBN=9784535556591

履修上の注意

履修者数制限あり。(約170名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

【単位修得上の注意】平成23年度以前入学者で、次の<科目群>に記載された4科目中のいずれか1科目でも、その単位を修得している学生は、「経済学特殊講義(経済数学演習Ⅰ)」の単位は修得できない。
<科目群>「経済数学」(4単位)、「経済数学入門」(4単位)、「経済学特殊講義(経済数学入門)」(2単位)、「経済学特殊講義(経済数学入門基礎)」(2単位)。
【履修クラスに関する注意】(1) 全ての履修希望者は、木曜1時限目の「経済数学Ⅰ」の第1回目授業に参加して、自分が「経済学特殊講義(経済数学演習ⅠA)」または「経済学特殊講義(経済数学演習ⅠB)」のどちらのクラスであるかを確認すること。クラスを誤って履修登録した場合は、単位修得できないので注意すること。(2) 「経済数学Ⅰ」の第1回目授業に欠席した場合は、先ず「経済学特殊講義(経済数学演習ⅠB)」に出席して履修登録の方法と受講方法を完全に把握し、それ以降は自分の所属クラスにて履修すること。"