ネットワーク論
022-B-351

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
髙橋 裕 講師 2 3~4 第2学期 3

授業概要

通信技術の発展とコンピュータの普及は、これまでの社会を文化的な側面まで劇的に変化させている。とりわけ、インターネットの影響は大きい。この講義ではインターネットの社会的・技術的なトピックを説明し、インターネットを能動的に理解し利用するための知識と考え方を学ぶ。

到達目標

インターネットについて、社会的・技術的な背景・動向を理解・説明できるようになる。

授業計画

1 なぜ情報通信技術を学ぶのか(科学と技術を知ることについて)
2 インターネットの要素技術
3 日本のネット環境
4 日本のインターネット政策
5 World Wide Web
6 グローバル社会とローカル文化
7 コンテンツとデバイス
8 標準化
9 データ通信の方法
10 通信メディア
11 階層型アーキテクチャ
12 IPv6
13 インターネットガバナンス
14 まとめ
15 自主研究
受講者の理解度によって、トピックスを変更する場合がある。

授業方法

講義による。コンピュータで実験すべきところについてはその都度指示するので、各自空き時間に試しておくこと。

準備学習

インターネットのサービス(電子メールやWWW)について利用経験があること。

成績評価の方法

レポート:70%(学期末に指示する。)
小テスト:30%(予告なしで複数回実施する。)
レポートについては論述式であり、文献引用を適切に行いながら題意に合致した文書を作成するものであり、多くの、また多様な立場の見解を引用し、合理的な結論や自らの主張を導きだしているものが高評価となる。小テストは実施回の次の回の講義で解答・解説を行う。

教科書

高橋裕『コンピュータとインターネット』改訂版、ムイスリ出版

参考文献

村井 純『インターネットの基礎』、角川学芸出版2014年、ISBN=9784046538819

その他

毎回の講義は前回までの理解を前提として進められるので、疑問があればその日のうちに質問してほしい。また、欠席をした場合は、必ず他の受講者に講義内容(必要があれば資料やノート)を確認して、各自自分で補っておくこと。予習として、教科書の各回の説明に該当するページまたは前の回の講義時に指示した資料を読んでおくこと(想定される所要時間は約1時間)。復習として、各回の学習内容に対応する新聞記事や雑誌記事を探して読んでおくこと(想定される所要時間は約30分)レポート提出は、ワードプロセッサやWWWブラウザなどを利用する可能性があるので、PC操作(ログオンの仕方、ワープロ操作とマウス操作程度)に不安のある者は計算機センターにて資料を得て練習しておくこと。