経営学特殊講義(ブランド戦略の理論と実際)
022-B-675

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
乳井 瑞代 講師 4 3~4 通年 2

授業概要

本講義では、今や経営戦略の中核に位置づけられているブランド戦略について取り上げ、その基礎的概念と基本的枠組み、及び、手法等について詳述していく。また、理論だけでなく、できるだけ具体的なブランド事例を交えながら、ブランド戦略の実務についての理解を促進していく。

到達目標

ブランド戦略に関する基礎的概念や基本的枠組みについて理解できるようになると共に、マーケティングやブランド・マネジメントの実務の一端に触れることができる。

授業計画

1 授業のガイダンス
2 ブランドとは何か①(ブランドとは)
3 ブランドとは何か②(ブランドの起源と機能)
4 ブランドとは何か③(ブランドの階層性と体系)
5 ブランドとは何か④(ブランドと商品の違い)
6 ブランド構築の意義と意味①(ブランド構築の意義)
7 ブランド構築の意義と意味②(ブランド構築のステップ)
8 ブランド力(資産)の創出と活用①(強いブランドとは)
9 ブランド力(資産)の創出と活用②(ブランド・エクイティの構成要素)
10 ブランド力(資産)の創出と活用③(ブランド拡張)
11 ブランド力(資産)の創出と活用④(事例紹介)
12 マーケティング・リサーチの基礎概念(基本的なブランド評価指標)
13 マーケティング(広告)コミュニケーションの基礎概念
14 第1学期のまとめ
15 予備日
16 ブランド・コミュニケーションの基礎概念①(ブランド・コミュニケーションとは)
17 ブランド・コミュニケーションの基礎概念②(ブランド要素とVI戦略)
18 ブランド・コミュニケーションの基礎概念③(広義のブランド・コミュニケーション)
19 商品ブランド管理①(新規ブランドの構築)
20 同上(事例紹介)
21 商品ブランド管理②(ロングセラー・ブランドの維持育成)
22 同上(事例紹介)
23 商品ブランド管理③(特定市場におけるブランド戦略の実際)
24 企業ブランド管理①(企業価値経営と企業ブランド管理)
25 企業ブランド管理②(ブランド管理組織)
26 企業ブランド管理③(事例紹介)
27 ブランド戦略の新展開①(ブランド経験価値と顧客接点管理)
28 ブランド戦略の新展開②(グローバル・ブランド管理)
29 ブランド戦略の新展開③(ブランド価値の評価方法)
30 第2学期のまとめ

授業方法

主として講義形式とするが、必要に応じてビデオ教材や広告・ブランド事例の映像資料を用いる他、ブランド事例の紹介では、できるだけゲスト講義も行なっていく予定。

準備学習

日頃から、国内外の主要なブランドの動向に関心を払うと共に、一消費者として、自分の消費行動やメディア接触行動を客観的に自己分析しておくこと。毎回のプリントを復習しておくこと(30分程度)。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%
レポート:15%(学年末に試験結果等と総合して評価する(学期途中のフィードバックは特に行わない) )
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):15%(学年末に試験結果等と総合して評価する(学期途中のフィードバックは特に行わない) )
学年末試験の素点に加えて、夏休み明け提出のレポート(提出は任意)と、授業中に不定期に行うミニ・アンケート等の提出状況を勘案して評価する。

教科書

特にテキストは用いず、適宜プリントを配布する。

参考文献

必要に応じて授業の中で紹介していく。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

授業中の私語・スマホ厳禁。