● 美術史演習Ⅰ
―西洋美術史研究発表―
031-A-240
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
有川 治男 教授
4
2~4
通年
火
3
発表と質疑応答を通して、美術作品の分析、記述、解釈の様々なあり方を学ぶ演習です。配当年次は2~4年生となっていますが、参加は3、4年生に限ります。西洋美術史を学ぶ2年生のための研究発表演習としては、「2年次演習B」が用意してありますので、そちらを履修してください。
演習のメインは、参加者による作品研究発表です。具体的には、参加者各人が美術作品2点を選び、その2点を比較して発表します(その比較を通じて両作品の特質を明らかにしてゆく)。2作品の選択に関しての条件は、以下のとおりです——(1)最低どちらか一方がヨーロッパ地域で制作されたものであること、(2)一方が1800年以降の制作であり、他方が1800年以前の制作であること、(3)両作品の制作時期が100年以上離れていること。
各人の発表時間は20〜30分です(参加人数によって異なります)。準備時間をとるために、発表は、6月半ばから始めます。発表開始までは、研究発表のための技術的な指導および卒業論文に関しての指導を行ないます。
参加者に対しては、発表の他、毎回の出席、学年末のレポートが要求されます。なお、発表者の決定などの都合上、初回、第2回とも欠席した者には発表の資格を与えないので、注意してください。
美術作品の基本的な記述、分析、解釈の仕方が学べる。
3年生は卒論のテーマの選択に関して、4年生は卒論における作品分析に関して、多くの有意義な示唆が得られるだろう。
概要説明 (1)
作例紹介 (2)
美術史研究の技法について (3-8)
卒論の書き方 (9-10)
参加者による発表 (11-30)
授業の進行は参加者の人数によって変更の可能性があります。
第1学期の後半から参加者各人の発表になります。
発表の準備が必要です。
レポート:10%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%
発表:80%
初回、第2回とも欠席した者には発表の資格を与えないので、注意すること。