※西洋美術史演習 

031-A-241

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
太田 泰人 講師 4 2~4 通年 4

授業概要

フランス語のテキストを共同で読む中で、西洋美術史研究の基本的な問題、アクチュアルな傾向を理解しつつ、研究に必須の語学力の向上を実践的に図る。本年度は、2015ー16年にパリのオルセー美術館で開催された展覧会 Splendeurs et misères. Images de la prostitution 1850-1910(豪奢と悲惨:売春のイメージ 1850ー1910)をめぐり、同展の図録所収の論文を中心に、関連するいくつかのテクストを読みながら、近代フランス美術史をめぐる諸問題を考える。

授業の目的・内容

外国語(フランス語)の美術史の論文を読みこみ、そこから自分なりの問題を引き出す力をつけるとともに、語学力、論文執筆能力、発表と討論の力の向上を目指す。

授業計画

1 テキストの紹介、関連文献の紹介
2 画像を示しながら問題点の整理、概観を提示する 第1回
3 画像を示しながら問題点の整理、概観を提示する 第2回
4 翻訳と調査の分担を決める
5 翻訳と発表とそれに対する注釈
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14 理解度の確認、まとめ
15 自主研究、予備日
16 翻訳と発表とそれに対する注釈
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授業方法

学生は全員が毎回、指定された外国語文献をかならず予習してくる。翻訳を担当したときには、注も含めてその内容を読解把握の上、必要に応じて事項説明、図版なども提示しながら、テキストを翻訳し、その内容の解説を行なう。第2学期には、第1学期末に各自が提出したレポート内容の発表も行なう。

準備学習

授業前に該当の箇所をそれぞれが自分で訳しておくこと。関連文献、関連図版などを参照しておくこと

成績評価の方法

レポート:60%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%
第1学期レポート内容の発表:20%
第1学期末と第2学期末の2回のレポート提出および授業中の発表

参考文献は授業中に随時指示する。