日本語学講義Ⅱ
上代の散文と韻文―
033-A-105

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
佐々木 隆 教授 4 2~4 通年 4

授業概要

『古事記』『日本書紀』『風土記』など上代の諸文献に見える神話・説話をことばに留意しながら読み、またそれらの諸文献や『萬葉集』に見える和歌を表現のありかたにこだわって読み進める。それによって、上代語そのものとその運用のありかたについて具体的かつ詳細に学ぶ。さらに、上代の散文と韻文との表現上の相違、上代の説話と後世の説話の間に認められる相違などについても考える。

到達目標

上代の散文と韻文について基礎的な知識を学び、それらの具体的な扱い方を身につけさせる。また、それらが中古の韻文・散文とどのように異なるかについても、一つの視点を持てるように指導する。

授業計画

1 上代の文献・上代の言語についての概説(Ⅰ)。
2 上代の文献・上代の言語についての概説(Ⅱ)。
3 上代の文献・上代の言語についての概説(Ⅲ)。
4 神話・伝説についての具体的考察(Ⅰ)。
5 神話・伝説についての具体的考察(Ⅱ)。
6 神話・伝説についての具体的考察(Ⅲ)。
7 神話・伝説についての具体的考察(Ⅳ)。
8 神話・伝説についての具体的考察(Ⅴ)。
9 神話・伝説についての具体的考察(Ⅵ)。
10 神話・伝説についての具体的考察(Ⅶ)。
11 説話・伝説についての具体的考察(Ⅷ)。
12 神話・伝説についての具体的考察(Ⅸ)。
13 神話・伝説についての具体的考察(Ⅹ)。
14 これまでの授業のまとめ。
15 授業の内容が理解できたかの確認。
16 『萬葉集』の歌についての概説(Ⅰ)。
17 『萬葉集』の歌についての概説(Ⅱ)。
18 『萬葉集』の歌についての概説(Ⅲ)。
19 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅰ)。
20 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅱ)。
21 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅲ)。
22 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅳ)。
23 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅴ)。
24 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅵ)。
25 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅶ)。
26 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅷ)。
27 『古事記』歌謡についての具体的考察(Ⅸ)。
28 これまでの授業のまとめ。
29 今後の課題と展望。
30 授業の内容が理解できたかの確認。
授業の進展に応じて、上記の予定が変更されることもありうる。また、必要に応じて、予定にない内容の話を挿入することもありうる。

授業方法

上記を参照。第1学期は、事前に配布したプリントに基づいて授業を進めることが多い。第2学期は、教科書に従って授業を進めることを原則とする。

準備学習

事前に教科書・配付資料を読んで読んでおくこと(30分程度)。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):40%(記述問題を4問出題する。)
レポート:40%(第1学期の期末試験を、夏休み前提出のレポートに替える。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(出席点・受講時の態度を平常点とする。)
評価点の配分は、上記の通りに厳正に行う。

教科書

佐佐木隆『古事記歌謡 簡注』、おうふう2010年、ISBN=9784273036195

参考文献

佐佐木隆『日本の神話・伝説を読む』(岩波新書)、岩波書店2007
佐佐木隆『万葉歌を解読する』(NHKブックス)、日本放送出版協会2004年、ISBN=4140910143
上記にあげたもの以外の参考文献は、授業の進展に応じてその都度指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

最初の授業で具体的に指示する。