フランス語圏文化演習(舞台・映像)B
ラシーヌ『アンドロマック』を読む―
036-A-402

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
畠山 香奈 講師 4 3~4 通年 4

授業概要

ジャン・ラシーヌの悲劇『アンドロマック(1667年)』を精読する。
同時代の劇作品を適宜参照しながら、古典主義悲劇の成立について考察する。

到達目標

韻文で書かれたフランス語のテクストに親しむ。
ラシーヌが劇作活動を行った17世紀フランスの文化的な背景を理解する。
フランス語の発音規則をマスターする。

授業計画

1 イントロダクション
2 フランス演劇史概説(1)
3 フランス演劇史概説(2)
4 フランス演劇史概説(3)
5 フランス演劇史概説(4)
6 フランス語の発音規則の確認
7 第1幕1場
8 第1幕2場
9 第1幕3場
10 第1幕4場
11 第2幕1場
12 第2幕2場~3場
13 第2幕4場~5場
14 総括
15 予備日
16 第3幕1~2場
17 第3幕3~4場
18 第3幕5~6場
19 第3幕7~8場
20 第4幕1場
21 第4幕2~3場
22 第4幕4場
23 第4幕5~6場
24 第5幕1場
25 第5幕2場
26 第5幕3場
27 第5幕4~5場
28 『アンドロマック』の芝居を見る
29 総括
30 予備日
以上はあくまでも予定であり、実際の進め方とは変更が生じる場合がある。

授業方法

第1学期の数回でフランス演劇史についての概説を行う。
その後は訳読と解説を参加者に担当してもらう演習形式で授業を進める。

準備学習

授業前にテクストの該当箇所を読んでおくこと。
分からない単語があれば意味を事前に調べてくること。

成績評価の方法

レポート:80%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%

教科書

Jean-Pierre Collinet, Andromaque, (Folio classique), Gallimard

参考文献

渡辺守章『フェードル アンドロマック』(岩波文庫)、岩波書店1993年
オディール・デュスッド、伊藤洋『フランス17世紀演劇辞典』、中央公論新社2011年
Georges Forestier, Œuvres complètes, (Bibliothèque de la Pléiade), Gallimard, 1999年
その他の参考文献については初回の授業で指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。(30名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。