国語科概説A
038-A-601

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
奥泉 香 講師 2 1~4 第2学期 3

授業概要

小学校教員として必要な言葉の知識やコミュニケーション理論、国語科学習の枠組みについて修得する。また、国語科カリキュラムにおける構成原理や国語科教育における代表的な指導方法について学び、授業を構想する際の具体的な手立てとして活用できるようにする。

到達目標

文法や語彙、敬語、表記、文章構成等の諸領域において基本的な知識や技能を修得する。また、学習指導要領における国語科に関する枠組みや、記述内容の理解ができるようになる。さらには、これら修得したことを基に、学習指導案を作成できるようになる。

授業計画

1 ガイダンス
2 国語科の領域構造と教育実践
3 学習指導要領の探究 <話すこと・聞くこと>領域
 討論、スピーチの方法と敬語の基本
4 学習指導要領の探究 <書くこと>
 作文指導に有用なジャンルと、指導の要点
5 学習指導要領の探究 <読むこと>
 文学的文章教材の選定・配置と、指導の要点
6 学習指導要領の探究 <読むこと>
 説明的文章教材の選定・配置と、指導の要点
7 学習指導要領の探究 <伝統的な言語文化>
 教材開発と指導の要点
8 学習指導要領の探究 <国語の特質>
9 日本語における表記の特徴と指導
10 学習指導案の基本と実際
11 古典指導における要点
12 古典指導の方法と教育実践の実際
13 漢字指導の基本的な考え方
14 漢字指導の方法と工夫
15 総括
状況に応じて、授業計画を変更する可能性がある。

授業方法

授業時に、数回小テストを実施する。
文章作成、発表、相互交流等も取り入れて行う。

準備学習

授業時に配付する印刷物や指示した文献を読んでおくこと(詳細は授業時に説明する)。

成績評価の方法

小テスト:30%(課題に則した小テストへの回答状況。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):70%(提出物、受講状況等を総合して判断。)
試験(含む小テスト)・受講状況・提出物等で総合評価

教科書

日本語検定委員会編『ステップアップ日本語講座上級』、東京書籍2015

参考文献

文部科学省『小学校学習指導要領 国語編
授業時に適宜紹介する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

2回の遅刻で欠席と見なす。
15分以上の遅刻は欠席とする。