基礎生命科学 物・化1年
040-A-181

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
岡本 治正 教授 2 1 第2学期 2

授業概要

生命科学分野では、遺伝子DNAをはじめとする分子レベルから、細胞、器官のミクロ、マクロレベル、それらが統合された個体レベル、さらにその集合である生物集団・社会のレベルにいたるまで、各レベルで展開される様々な生命現象を対象としている。近年、分子・細胞生物学の進歩により、細菌、植物、動物など多種多様な生物全体に共通な原理が明らかにされつつある。本授業科目では、こうした原理について理解を深めてもらうと共に、それに基づいて、上記各レベルで展開される様々な生命現象を支えるしくみについて解説する。

到達目標

生命現象を分子のレベルから個体のレベルに至るまで幅広く学び、それらを理解することにより、生物の普遍性と多様性を認識できるようになる。

授業計画

1 ダーウィンの進化論/共通祖先
2 生命、自己複製、ゲノム
3 セントラルドグマ
4 生命活動とエネルギー
5 遺伝
6 進化:あてどなき変身の系譜
7 種の分化と系統樹
8 原核細胞/真核細胞
9 単細胞生物/多細胞生物
10 遺伝子発現の調節
11 シグナル伝達のしくみ
12 動物の進化
13 ヒトの進化
14 脳の進化
15 理解度の確認

授業方法

講義形式。PC、プリント、板書を併用する。

準備学習

前回の配布資料に目を通して、よく復習をしておくこと(約1時間)。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%(理解度)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(出席率)

参考文献

D・サダヴァ他著、石崎泰樹・丸山敬監訳・翻訳『大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』、講談社2010年、ISBN=9784062576727
D・サダヴァ他著、石崎泰樹・丸山敬監訳・翻訳『大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』、講談社2010年、ISBN=9784062576734
D・サダヴァ他著、石崎泰樹・丸山敬監訳・翻訳『大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学』、講談社2010年、ISBN=9784062576741
北口哲也他著『みんなの生命科学』、化学同人2016年、ISBN=9784759818116

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。