量子力学1 物2年
041-A-222

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
田﨑 晴明 教授 2 2 第2学期 2

授業概要

量子力学はわれわれの世界を記述する基本理論だが、古典力学とはちがって日常的な直観ではなかなか理解できない。それだけに、量子力学を理解し、現実の世界がそれにしたがっていることを納得したときに得られる喜びは大きいのだ。この講義では量子力学が必要とされる理由をなるべく明快に説明し、理論の基本的な構造を述べていく。

到達目標

量子力学という新しい体系に慣れ、基本的な計算ができるようになることを目指す。

授業計画

1 量子力学の本質、必要性 1
2 量子力学の本質、必要性 2
3 波と波動方程式 1
4 波と波動方程式 2
5 量子力学の基本原理 1
6 量子力学の基本原理 2
7 量子力学の基本原理 3
8 シュレディンガー方程式 1
9 シュレディンガー方程式 2
10 シュレディンガー方程式 3
11 調和振動子 1
12 調和振動子 2
13 調和振動子 3
14 人類はどのようにして量子力学に気づいたのか?
15 基礎的な量子力学全般について

授業方法

普通に板書して講義する

準備学習

予習よりは復習を徹底するのがよい。毎回、ノートを見直し計算を自分で再現して細部まで理解できているかを確認し、また教科書の該当部分を学びなおすこと。内容と理解度にもよるが一回の講義について最低でも 2 時間程度だろう。疑問点があれば積極的に質問してほしい。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):90%
レポート:10%(ただし、試験の成績が 50 以上 60 未満のときのみ)

教科書

江沢洋『量子力学 I』、裳華房2002

参考文献

清水明『量子論の基礎-その本質のやさしい理解のために』、サイエンス社

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

質問や議論は講義の後などいつでも積極的にしてほしい。
オフィスアワーは原則として毎週水曜日の午後 3 時から 6 時まで(大輪講がある期間は大輪講の終了後から 7 時まで)とするが、それ以外の時間でも居室にいれば質問をうけつけるので気楽に訪ねてください。