流体力学
論理的に、かつ自分で考える「流体力学」―
041-B-602

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
德川 直子 講師 2 3~4 集中(通年)

授業概要

流体力学とは、空気や水に代表される流体の巨視的な運動を取り扱う学問である。壮麗な理論体系を形成する一方、非常に身近で、工学的にも広く応用されている。前半は、理想流体の力学について学び、流体力学についての理解を深める。後半は、粘性流体や圧縮性流体について、知識の幅を広げる。講義が主体であるが、演習も交えることにより、論理的に、かつ自分で考える力を養う。

到達目標

流体力学の基礎を学び、実生活にも役立つ知識が得られる。論理的に、かつ自分で考える力が身につく。

授業計画

1 流体力学とは
2 連続体近似
3 流体運動の記述
4 基礎方程式
5 完全流体の記述
6 揚力
7 翼まわりの流れ
8 抗力
9 粘性流れ
10 低Reynolds数流れ
11 境界層流れ
12 超音速流れ
13 その他の流れ
14 流体力学の最新研究紹介
15 自主研究
研究施設の見学会を行います。6月末ごろ掲示しますので注意してください。

授業方法

講義が主ですが、演習・議論を組み込みます。

準備学習

授業後に授業内容を復習する(1時間以上)。

成績評価の方法

レポート:50%(「問題」に「正しく」答える。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(授業中に実施する演習への積極的な参加)
演習の評価配分が高いので積極的に参加してください。
この科目は、学部生も受講することのできる大学院科目であり、学部生の成績評価は大学院生と同様に行う。

教科書

今井 功『流体力学』、培風館
日野 幹雄『流体力学』、朝倉書店
前川 博、他『例題でわかる基礎・演習 流体力学』、共立出版
上記以外でも結構です。購入の必要はありませんが、出来れば授業に持参してください。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

授業の進め方について説明するので、第1回目の授業には必ず出席してください。
卒業研究、あるいは修士の研究をJAXAで行う場合には、本講義の単位を4年生になる前に取得している必要があります。