物理数学入門1
041-A-111

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
真野 博史 講師 2 1 第1学期 4

授業概要

物理学と数学とには密接な関係があり、物理学を学び理解するためには数学が必須である。例えば、ニュートンが力学を構築するために微積分を作り出したことからも分かるように、微積分の知識なしに力学を理解することは困難であろう。一方、数学を学び終えてから物理学を学ぶことにしたら、数学を学ぶ過程で、数学が物理学を学ぶ上でいかに大切でかつ便利であるかを実感することは難しいであろう。
以上の観点から、物理と数学とを別々に系統立てて講義するのではなく、各テーマごとに物理と数学を関連づけて講義することにより、物理学と数学がいかに密接に関連しているのかを伝えることを目的とする。
本講義では、力学と微分方程式を主なテーマとして扱う。

到達目標

微分方程式であらわされる運動方程式を解くとはどういうことかを理解し,簡単な運動方程式を解くことができるようになる。

授業計画

1 指数関数,三角関数と物理(1)
2 指数関数,三角関数と物理(2)
3 指数関数,三角関数と物理(3)
4 テイラー展開と物理(1)
5 テイラー展開と物理(2)
6 複素数と物理(1)
7 複素数と物理(2)
8 1階の微分方程式と物理(1)
9 1階の微分方程式と物理(2)
10 2階の微分方程式と物理(1)
11 2階の微分方程式と物理(2)
12 2階の微分方程式と物理(3)
13 2階の微分方程式と物理(4)
14 2階の微分方程式と物理(5)
15 理解度の確認

授業方法

講義形式で行う。適宜,理解度の確認のための演習,テストを行う。

準備学習

授業前,前回の授業で指示した項目の内容を確認し,不明な点があればそれを明確にしておくこと(約1時間)。
授業後,授業でやった内容を確認し,そこで示した計算を実際に自分でやってみること(1時間~2時間)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):70%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%
授業中に課した演習,テストの結果も平常点に加味する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。