音響学
041-B-601

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
落合 博明 講師 2 3~4 第2学期 2

授業概要

音響学は、電気、機械、建築など理工学の各分野、医学や心理学などとも密接な関係をもった境界領域に位置する学問である。音楽や会話から騒音にいたるまで、音は身近な環境要素でありながら物理的には未解明の部分が多い。音響関係の新しい課題を紹介、理学的に考察する。

到達目標

音の特性、影響、測定、評価、対策、利用等に関する理解を深める。

授業計画

1 ・音にまつわる話(最近の話題)、授業の進め方
2 ・音の基礎-1(音の定義、デシベルの計算)
3 ・音の基礎-2(パワーレベル、音の強さのレベル、音圧レベル)
4 ・音の基礎-3(屋外における音の伝搬)
5 ・音の基礎-4(音の特性)
6 ・聴覚の構造と機能
7 ・聴力検査、補聴器
8 ・騒音の影響
9 ・騒音の分類、騒音測定
10 ・騒音の評価量・評価方法
11 ・遮音と吸音
12 ・室内音響
13 ・騒音の対策
14 ・低周波音
15 ・授業の補足、まとめ等

授業方法

教室で講義を行う。パワーポイントや録音器なども一部利用する。

準備学習

・予習;シラバスを参考に該当する項目について、参考書等により予習を行うことが望ましい(1時間程度)。
・復習;授業中に記載したノートを読み返し、授業の内容を確認する。必要に応じて参考書を調べる等により疑問点をフォローしたり、関連する項目に関する情報を収集しておくことが望ましい(1時間程度)。

成績評価の方法

レポート:90%(指示通りに記載されているか。対象範囲が合っているか。簡潔にまとまっているか。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%(授業に出席して、講義を聞いているか。)
試験は行わない。出席とレポート(数回)による。レポートの提出回数が成績に影響するので、レポートは毎回提出すること。

参考文献

前川純一・森本政之・阪上公博『建築・環境音響学』、共立出版
山下充康『騒音工学』、コロナ社
山下充康『謎解き音響学』、丸善2006

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

3年次での履修を勧める。