化学演習2
無機分析化学および電磁気学関係の演習―
042-B-262

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
稲熊 宜之 教授
赤荻 正樹 教授
河野 淳也 教授
齊藤 結花 教授
大野 剛 准教授
糀谷 浩 助教
森 大輔 助教
髙屋 智久 助教
浅見 祐也 助教
近藤 崇博 助教
坂田 周平 助教
2 2 通年 2

授業概要

「無機化学Ⅲ」、「分析化学1・2」、「化学実験1」、「物理学3・4」などの授業科目の内容に関連した演習を行う。内容に応じて何人かの教員が交替で担当する。この科目は選択科目であるが、化学科2年生は出来る限り履修することが望ましい。

到達目標

無機化学・分析化学分野の講義や実験で学ぶ内容の、理論的背景とデータ解析の論理が理解できる。物理学の電磁気学分野で学ぶ理論を簡単な例に適用することにより、それらの理解を深めることができる。

授業計画

1 ガイダンス
2 関数電卓を用いた演習
3 有効数字
4 誤差の伝搬
5 誤差の統計的扱い(平均値)
6 誤差の統計的扱い(標準偏差)
7 化学分析に関する基本的な計算
8 電荷とクーロンの法則
9 電場と電気力線
10 ガウスの法則
11 電場と電位
12 電気容量
13 電流と電気抵抗
14 まとめと演習
15 前期の予備日
16 誤差の統計的扱い(正規分布)
17 誤差の統計的扱い(誤差の伝搬)
18 X線回折法
19 最小二乗法によるデータ解析
20 測容器の検度
21 黄銅の定量分析
22 まとめと復習
23 電荷と静電場に関する復習
24 磁場とローレンツ力
25 電流のつくる磁場
26 電磁誘導
27 マクスウェル方程式
28 電磁波
29 まとめと演習
30 後期の予備日

授業方法

関連する各教科の要点を解説し、演習と質疑応答を行う。

準備学習

無機化学・分析化学分野と電磁気学分野のそれぞれであらかじめ配布する演習問題に取り組み、必要があれば関連する教科の教科書を参照して、疑問点などを整理しておくこと。

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):60%(問題を解く過程における積極的な参加を高く評価する。)
小テストあるいはレポート:40%(各教科の内容の理解度を確認する。)
学期末試験・学年末試験は行わない。基本的には、出席と演習に対する取り組みの仕方に基づいて評価する。ただし、それぞれの教科に関係して学んだ基礎的な内容の理解を確認するために、小テストやレポート提出を課すことがある。

教科書

あらかじめ予告した演習内容に関係した教科で用いている教科書・参考書を持参すること。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

この演習科目専用のノートを用意すること。予告された日程にしたがって、関係する教科で用いている教科書、ノート等を持参すること。また、関数電卓を毎回持参すること。演習は、出席して問題を解く作業に積極的に参加することが重要です。答えを知るだけでは意味がありません。また、実験の場合と同様に、欠席は成績評価の上で大きな減点の対象とします。前向きに取り組んでください。