数学講話1
数学的実験のためのリテラシー―
043-B-501

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
加藤 克也 講師 2 2~4 集中(通年)

授業概要

数学ソフトウェア Maple の基本操作を通して、コンピュータによる数学的実験のリテラシー(数式処理・数値計算、プログラミング、可視化などのスキル)を養います。

到達目標

・数学ソフトウェア Maple を用いた数学問題(微分積分,線形代数,微分方程式など)の計算方法習得
・Maple のプログラミング(実習)を通した課題解決能力や情報整理・伝達能力などの涵養

授業計画

1 Maple を使う前に
Maple の基本的な操作方法を習得します。
2 運動を見る!
数式処理・数値計算・可視化の基本を習得します。
3 ワークシートを操る!
Maple による文書作成の基本を習得します。
4 Maple の仲間たち
Maple で扱う様々なオブジェクトを紹介します。
5 やっぱり微積分
微分積分の計算に関する基本操作を習得します。
6 いわゆる線形代数
行列計算に関する基本操作を習得します。
7 微分方程式に挑む!
微分方程式の定義方法及びその解法を習得します。
8 プログラミング前夜
Maple プログラミング言語の基本を習得します。
9 みんなの Maple
計算アプリケーションの作成方法の基本を習得します。
・テキスト( Maple で作成された電子ブック )は講義中に配布します。
・主に高校数学(微積分や行列など)や高校物理(力と運動)を扱います。
(注)上記9項目が講義期間中に説明されます(実施回数が9回ではありません)。

授業方法

・各項目の説明と Maple の操作(実習)を交互に繰り返しながら進めます。
・原則、各項目を順番に説明しますが、進み具合によっては内容を変更します。

準備学習

インターネットで数学ソフトウェア Maple の「基本機能」と「応用方法」を調べて「Maple でできること」を理解しておくこと(約30分)。

成績評価の方法

レポート:50%(ユーザビリティ(分かりやすさ/扱いやすさなど)を評価します。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%
CBT:30%(Maple の使い方を正しく理解しているかどうか、CBT を用いて テスト・評価します。)
・課題および CBT については講義中に指示します。
・課題、CBT、平常点の結果を総合的に評価します。
・課題および CBT のフィードバックはオンライン上で行います。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。