幾何学1
043-B-621

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
細野 忍 教授 2 3~4 第2学期 3

授業概要

微分形式によるコホモロジー(ド・ラームのコホモロジー)を通して多様体の幾何学を学ぶ。

到達目標

可微分多様体の微分形式に関する基礎演算を導入し,ド・ラームのコホモロジーを定義する。
ド・ラームのコホモロジーを通して,部分多様体やその交点数について学ぶ。

授業計画

1 可微分多様体
2 接ベクトル,接空間,ベクトル場
3 多様体の微分形式 
4 ド・ラーム複体とコホモロジー
5 マイヤー・ビートリス完全列(1)
6 マイヤー・ビートリス完全列(2)
7 多様体の向き付けと微分形式の積分
8 ストークスの定理
9 ポアンカレの補題とホモトピー不変性
10 ポアンカレ双対性
11 部分多様体とポアンカレ双対
12 キュネスの公式
13 ベクトル束のオイラー類
14 ポアンカレ・ホップの定理
15 理解度の確認
進行状況に応じて一部割愛または補足することがある。

授業方法

講義形式

準備学習

講義ノートを復習して講義に臨むこと。

成績評価の方法

レポート:70%(熱意をもって取り組んでいるかどうか)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(講義に熱心に参加しているか)

参考文献

R. Bott, L.W. Tu, Differential Forms in Algebraic Topology, (Graduate Texts in Mathematics), Springe, 1982, ISBN:9780387906133
和訳あり。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。