解析学1
043-B-631

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
吉冨 和志 講師 2 3~4 第2学期 2

授業概要

フーリエ変換と超函数は解析学の基礎的概念の1つである。この講義ではフーリエ変換と超函数の理論の初歩を解説する。

到達目標

フーリエ変換と超関数の基礎を習得することにより解析学に対する理解を深める。

授業計画

1 可積分関数のFourier変換と例
2 Fourierの反転公式
3 Parseval-Plancherelの定理
4 合成積
5 急減少関数の空間S, 距離位相
6 Baireのカテゴリー定理, Banach-Steinhausの定理
7 微分作用素, 合成積, Fourier変換のSにおける連続性
8 緩増加超関数の定義
9 単位の分解と超関数の局所化定理
10 超関数の微分
11 ラプラシアンの基本解
12 超関数の収束
13 緩増加超関数のFourier変換
14 Paley-Wienerの定理
15 理解度の確認とまとめ

授業方法

板書による講義形式

準備学習

予習・復習の為に授業時間外に週2~3時間の学習を必要とする。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%
レポート:30%

教科書

谷島賢二『物理数学入門』(基礎数学)第1版、東京大学出版会1994年、ISBN=4130629026

その他

ルベーグ積分と位相空間論について習熟していることが望ましい。