教育心理学B 
091-E-003

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
篠ヶ谷 圭太 講師 2 1~4 第2学期 4

授業概要

教育心理学では,教育過程における人間の心のはたらきについて,心理学的側面から科学的に探求し,教育現場におけるさまざまな問題に対処していく。教育心理学を学ぶことは,将来,効果的な教育実践を行う上で役立つ。この授業では,学生が人間の発達過程,学習の仕組みや動機づけ理論について説明できること,親として,教師として,子どもを分析的に捉えながら指導できる力を身に付けることを目的とする。

到達目標

教育現場で子どもと関わる上で重要なトピックに関する心理学の諸理論を解説するとともに,教育現場へのそれらの援用方法を取り上げ,授業終了後,学生が心理学の視点に基づきながら,教育実践に取り組むことができるようになることを目標とする。

授業計画

1 教育心理学とは
2 認知の発達
3 言語の発達
4 社会性の発達
5 パーソナリティ
6 障がいのある生徒の心身の発達と学習過程
7 記憶のメカニズム
8 学習方略の指導
9 動機づけ(1)内発的動機づけ,原因帰属理論
10 動機づけ(2)達成目標理論,期待×価値理論
11 学習理論と教育方法(1)行動主義に基づく指導
12 学習理論と教育方法(2)認知主義に基づく指導
13 教育評価
14 理解度の確認
15 自主研究

授業方法

板書を用いた講義と小グループでのディスカッションを中心に行います。

準備学習

授業前にあらかじめ教科書の該当箇所を読んでおくこと。また,授業後にノートを読み返し,疑問点をまとめた上で自身の問いに基づいて調べること。(1~2時間)

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):70%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%
授業の中で小グループでのディスカッションの成果を報告してもらい,コメントを行う。

教科書

和田万紀『教育心理学』(Next教科書シリーズ)、弘文堂2014年、ISBN=9784335002120

参考文献

安藤寿康・鹿毛雅治『教育心理学』、慶応義塾大学出版会2013年、ISBN=9784766420357

その他

心理学の知識を実際の学習指導に生かそうとする姿勢を求めます。