教育制度C 
開かれた教育行政・学校経営の開発―
091-E-004

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
宮盛 邦友 准教授 2 1~4 第2学期 3

授業概要

本講義は、社会的・制度的・経営的な教育を思考することを通して、教育基礎を理解することを目標としている。現代学校改革である子ども・親・教師が学校経営に参加する開かれた学校づくりは、全国の学校・自治体で取り組まれている。その中で学校のおかれている状況を理念的・現実的に概観した上で、子ども・親・教師がともに生き生きとする学校のあり方を、教育法令・教育判例・教育政策文書を通して、ともに学習・研究することにしたい。

到達目標

①教育制度を教育思想研究・教育法学の観点から理解する。
②教職の専門性を教育学の観点から理解する。

授業計画

1 啓く
2 教育法と国民の教育権論
3 教育政策と人間=公民教育論
4 日本国憲法・教育基本法・子どもの権利条約法制
5 戦後日本教育政策の歴史と構造
6 子どもの権利--開かれた学校づくりの理論①
7 教育の公共性--開かれた学校づくりの理論②
8 教職の専門性--開かれた学校づくりの理論③
9 学校教育--開かれた学校づくりの実践①
10 社会教育--開かれた学校づくりの実践②
11 教育行政--開かれた学校づくりの実践③
12 ジョイント・レクチャー
13 まとめ
14 ふりかえり
15 結ぶ

授業方法

授業のすすめ方は教員の講義を基本とするが、その内容については、学生の興味・関心もとりいれていく。積極的に発言するなど、主体的に授業に参加することが望まれる。

準備学習

テキストの指定されている箇所を、必ず、読んできてほしい。そして、疑問をもって授業にのぞんでほしい。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):20%(1回)
レポート:30%(3回)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(10回)

教科書

宮盛邦友『現代の教師と教育実践』、学文社2014
宮盛邦友編著『子どもの生存・成長・学習を支える新しい社会的共同』、北樹出版2014
解説教育六法編修委員会編『解説教育六法2017 平成29年度版』、三省堂2017

参考文献

姉崎洋一・荒牧重人・小川正人・金子征史・喜多明人・戸波江二・広沢明・吉岡直子編『ガイドブック教育法』新訂版、三省堂2015
浦野東洋一・神山正弘・三上昭彦編『開かれた学校づくりの実践と理論』、同時代社2010
西尾勝・小川正人編著『分権改革と教育行政』、ぎょうせい2000
佐藤一子編著『NPOと参画型社会の学び』、エイデル研究所2001

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。