教育課程論B 
091-E-005

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山崎 準二 教授 2 1~4 第1学期 4

授業概要

初等中等教育段階の学校における教育課程に関する基礎的理論と実際について講義します。1.初等中等教育学校の教育課程に関する基礎理論と基本構造についての知識・理解を深める。 2.初等中等教育学校の教育課程を開発・改善していくための基礎的力量の獲得を図る。 3.初等中等教育学校の教育課程を歴史的・比較教育的・原理論的に立ち返って考えていく態度を育成する。

到達目標

1.初等中等教育学校の教育課程に関する基礎理論と基本構造について理解し、自分の言葉で説明できるようになる。2.初等中等教育学校の教育課程を開発・改善していくための基礎的力量の獲得し、今後の課題について自覚できるようになる。 3.初等中等教育学校の教育課程を歴史的・比較教育的・原理論的に立ち返って理解し、今後の教育課程編成を進めていく意欲的態度を持つことができるようになる。

授業計画

1 オリエンテーションと教育活動の基本構造
2 教育課程の概念
3 教育課程の構造
4 戦後日本の学習指導要領の変遷(1:戦後新教育)
5 戦後日本の学習指導要領の変遷(2:現代化と教育)
6 戦後日本の学習指導要領の変遷(3:人間化と教育)
7 戦後日本の学習指導要領の変遷(4:ゆとりと教育)
8 学力問題と教育課程(1:日本の現状)
9 学力問題と教育課程(2:諸外国の現状)
10 教育課程の法と行政
11 教育課程の経営と評価
12 教育課程をめぐる諸問題(1:総合的な学習)
13 教育課程をめぐる諸問題(2:学校種接続問題と教育課程)
14 授業全体の総括
15 到達度の確認

授業方法

講義形態を中心とするが、毎回、授業の最後に、リフレクション・カードの作成と提出を課し、それを通して教員と受講生、受講生相互のコミュニケーションを図りたい。

準備学習

毎回の授業を受けるにあたって、指定された教科書の該当ページ箇所を必ず事前に読了し、問題意識をもって、授業に臨むこと。

成績評価の方法

レポート:50%(学期内3回のレポート自主研究課題を課し、レポートの作成・提出を義務付ける。内容の論理性・説得性、その根拠となる資料等の正確性を評価。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(授業への参加度と受講態度)

教科書

山﨑準二編『教育課程』(教師教育テキストシリーズ)、学文社2012年、ISBN=978476216592
毎回の授業に必ず持参し受講すること

参考文献

文部科学省『中学校及び高等学校の学習指導要領