公民科教育法Ⅰ 
091-E-105

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
和井田 清司 講師 2 2~4 第1学期 4

授業概要

本授業は,以下の4つの内容に即して構成される。
①中等社会科の現状と課題を把握するとともに、中等社会科の歴史と構造を研究する。
②公的論争問題について,ディベート学習や新聞づくりを通して研究する。
③中等社会科授業づくりの考え方や進め方について,実践事例を参照しながら研究する。
④以上を通して,今後の中等社会科の在り方を探究する。

到達目標

中等教育(高等学校)において,公民科の授業を担当する際の実践的指導力の基礎を身につけることを目標とする。

授業計画

1 オリエンテーション(中等社会科の改革課題,本授業の進め方,文献解説)
2 探究型ディベート学習の歴史と理論
3 探究型ディベート学習の方法と準備
4 「新聞学習」と社会科        
5 新聞活用教育の方法と準備
6 社会科の歴史と理論①~初期社会科
7 社会科の歴史と理論②~知識主義の社会科    
8 教科書問題と社会科
9 現代社会・新聞づくり①政治テーマ
10 現代社会・新聞づくり②経済テーマ
11 ディベートで学ぶ現代の社会①政治問題
12 ディベートで学ぶ現代の社会②経済問題
13 学習指導案の構造と役割~社会科公民分野・公民科を中心にして
14 教材研究の課題と方法~社会科公民分野・公民科を中心にして
15 中等社会科授業づくりの課題と方法

授業方法

講義およびグループワークの併用

準備学習

新聞づくりやディベート学習等で、授業時間外に一定の準備が必要である。

成績評価の方法

レポート:40%(学習カルテ記入を含む)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):60%(グループワークの成果)
授業への参加度(参加態度及び積極性),グループワークの取組状況と成果、課題レポート等を総合的に判断して評価する。

教科書

和井田清司他『中等社会科ハンドブック』1版版、学文社2013年、ISBN=9784762023422

参考文献

和井田清司他『中等社会科の理論と実践』1版版、学文社2007年、ISBN=9784762016486
文科省「学習指導要領解説」社会編・公民科編を参照することもある。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。