公民科教育法Ⅰ 
091-E-105

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
竹下 孝 講師 2 2~4 第1学期 5

授業概要

公民科教育が抱える理論的・実践的諸課題にどのように向き合うべきか、受講者同士で議論を重ねながら考える。また、公民科の授業をどのように構成すべきか、模擬授業やそれをめぐる討議を踏まえて考えていく。

到達目標

公民科教育の抱える諸課題について認識を深め、また、公民科の授業づくりの技法の基礎を理解し、15分程度の授業案を構想し教壇で実践する力を身につけることができる。

授業計画

1 イントロダクション:授業構成の基本
2 公民科の基本問題を考える「そもそも授業とはどのように作ればよいのだろうか?」
3 公民科の基本問題を考える(1)「どのような「公民」を育てるべきなのか?」
4 公民科の基本問題を考える(2)「民主主義とは何か?それはなぜ必要なのか?」
5 公民科の基本問題を考える(3)「政治的中立性とは何か?」
6 公民科の基本問題を考える(4)「なぜ社会への無関心は生まれるのか?どのように社会への関心を喚起すればよいのか?」
7 公民科の基本問題を考える(5)「倫理的に考えるとはどういうことか?」
8 グループAの模擬授業とその批評
9 グループBの模擬授業とその批評
10 グループCの模擬授業とその批評
11 グループDの模擬授業とその批評
12 グループEの模擬授業とその批評
13 グループFの模擬授業とその批評
14 授業のまとめ
15 振り返り
なお、授業内容はあくまで「予定」であり、受講者数等を考慮して大きく変更する可能性もあります(初回授業時にあらためて授業内容をお知らせします)。

授業方法

授業は担当者による講義、受講生同士の討議(グループでの討議)及び受講者による模擬授業で構成します。

準備学習

自身の模擬授業の準備・反省を行うとともに、毎授業後には、他の授業者の模擬授業についてどのように改善すべきか考えること。また、宿題を出すことがあるので、きちんとやってくること(約30分)。

成績評価の方法

レポート:30%(授業内容を踏まえたうえで、課題に対する自身の考えを述べられているか。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):70%(模擬授業、毎回の小レポート、出席回数、グループ討議への参加の積極性)

教科書

特になし

参考文献

「学習指導要領」「学習指導要領解説」を参照します。その他、授業時に適宜紹介します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。