地理歴史科教育法Ⅰ 
授業を成り立たせるのに必要な要素は何か?―
091-E-109

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
加藤 政夫 講師 2 2~4 第1学期 5

授業概要

中学校・高等学校の地理歴史科(以下、地歴科)の授業を立案し実施するためには何が必要かということを、講義と受講者自身による「模擬授業」を通じて学習する。「模擬授業」とは、模擬授業そのものだけでなく、その後の意見交換などを含めたもののことをいう。また、講義では地歴科という教科の目的や性質、及び、その現状や問題点などをとりあげてゆく。

到達目標

授業を成り立たせるのに必要な要素とは何かということを、講義や模擬授業を通じて理解し、地歴科の授業を立案・実施する力を身につける。

授業計画

1 オリエンテーション(1)「履修希望者の確認」および、「学習指導要領」について。
2 オリエンテーション(2)「履修希望者の確認」および、「学習指導案」について。
3 オリエンテーション(3)「履修者の最終確認と人数調整」および、「教師に必要な資質とは何か」ということについて。
4 オリエンテーション(4)「模擬授業の割り当て」および、「地理」という教科・「歴史」という教科について。
5 模擬授業(1)「東アジア世界」
6 模擬授業(2)「イスラム世界」
7 模擬授業(3)「東方貿易」
8 中間討論と教材解釈
9 模擬授業(4)「新航路の開拓」
10 模擬授業(5)「産業革命」
11 模擬授業(6)「市民革命1」
12 模擬授業(7)「市民革命2」
13 まとめと討論「授業を成り立たせるのに必要なものは何か?」
14 まとめ「レポートを書くのに必要なことは何か?」
15 予備日

授業方法

講義と受講者による模擬授業。(「模擬授業」とは、模擬授業そのものだけでなく、その後の意見交換などを含めたもののことをいう。)

準備学習

 

成績評価の方法

レポート:50%(模擬授業や講義を通じて明らかになったことが論理的に説明されているかどうか。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%(授業への参加、模擬授業・討論・意見交換の取り組み方。)
学期末レポートに出席、模擬授業、授業への取り組み方を加味して評価を行う。

参考文献

『学習指導要領
これ以外については、業内で適宜指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。(27名)

その他

 第1回目又は、第2回目の授業に必ず出席のこと。履修希望者は、第1回目授業または第2回目授業のどちらかに必ず出席した上で、最終的な履修希望の意思表示を第3回目の授業にて行うこと。
 
 授業では履修者全員に模擬授業を行ってもらう。模擬授業では、その日の担当者が模擬的な授業を行ったあと、出席者全員でディスカッションや意見交換を行い、教員による教材解釈も行わなければならない。これを半期の授業回数で行うという時間の制約上、履修者数は20名程度、多くても27名までが好ましい。そのため、場合によっては人数調整を検討することもある。