● 特別活動指導論Ａ　
―主体性を育む特別活動―

091-E-017

この科目は、教科学習と並んで学校教育の重要な柱となっている「特別活動」の意義や課題などについて、さまざまな観点から検討を加える。特別活動は集団活動を基盤とした活動であり、生徒の主体的な参加と教員の適切な指導・助言によって教育効果を発揮するものである。そこで「集団のあり方と教員のかかわり方」をキーワードにして考察を深めることにする。具体的には中学校・高等学校の学級活動、生徒会活動、学校行事の各領域の指導のあり方について考察する。特に学校行事については、生徒役・教員役に分かれて模擬遠足実習をおこない、体験的に学ぶ機会を提供する。

中高の特別活動に関する理解を深め、教員の指導のあり方について言及できるようになる。

1	特別活動の意義と役割
2	特別活動における指導のあり方
3	学校行事（１）（行事の意義）
4	学校行事（２）（行事の企画）
5	学級活動・ホームルーム活動と学校生活
6	部活動と人間形成
7	学校行事（３）（行事の運営法）
8	生徒会活動と自治（１）生徒会活動の意義
9	生徒会活動と自治（２）民主的な手法
10	ワークショップ論
11	学校行事（４）（行事の実習）模擬遠足実習
12	学校行事（５）（ふりかえり）
13	特別活動の課題と展望
14	全体まとめ
15	自主研究

模擬遠足実習（学外演習）を日曜日に１回おこなう（6月11日の予定）。ほぼ毎回グループ学習を行う。初回に出席しない者はグループ登録しない。

講義、グループ討論、実習、アクティブラーニングなど多様な方法を用いる。

事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。

第１学期（学期末試験）：50％

レポート：25％

平常点（クラス参加、グループ作業の成果等）：25％

ミニレポートを課す場合がある。それらを含めて総合的に評価する。
「模擬遠足実習」への参加は単位認定の最低条件となっている。
参加・参画型授業のため、欠席が多い場合は単位認定しない。

長沼豊、柴崎直人、林幸克編著『改訂第2版　特別活動概論』、久美出版、2014年

購入して持参すること。

文部科学省『中学校学習指導要領解説特別活動編』、ぎょうせい、2008年

第1回目の授業に必ず出席のこと｡

初回にグループ分けのための作業を行う。必ず出席のこと。

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