特別活動指導論B 
特別活動の指導法―
091-E-017

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
飯沼 慶一 教授 2 2~4 第1学期 3

授業概要

この科目は、教科学習と並んで学校教育の重要な柱となっている「特別活動」の意義や課題などについて、さまざまな観点から検討を加える。特別活動は、集団活動を基盤とした活動であり、生徒の主体的な参加と教師の適切な指導・助言によって、教育効果を発揮するものである。そこで「集団のあり方と教師のかかわり方」をキーワードにして考察を深めることにする。具体的には学級活動、生徒会活動、学校行事の各領域の指導のあり方について考察する。特に学校行事については、模擬遠足実習をおこない、体験的に学ぶ機会を提供する。

到達目標

特別活動の内容・指導法を体験的に理解する。

授業計画

1 特別活動の意義と役割
2 特別活動における指導のあり方
3 学校行事(1)(行事の意義)
4 学校行事(2)(行事の企画)
5 学級活動・ホームルーム活動と学校生活
6 部活動と人間形成
7 学校行事(3)(行事の運営法)
8 生徒会活動と自治 生徒会活動の意義
9 ワークショップ論
10 学校行事(4)(行事の実習)模擬遠足実習①
11 学校行事(5)(行事の実習)模擬遠足実習②
12 学校行事(6)模擬遠足(ふりかえり)
13 特別活動の課題と展望
14 全体まとめ
15 自主研究
模擬遠足実習を日曜日に1回おこなう(初回に指示する)。ほぼ毎回グループ学習を行う。初回に出席しない者はグループ登録しない。

授業方法

講義、グループ討論、実習など多様な方法を用いる。

準備学習

事前にテキストの該当箇所を読んでおくこと。(1時間)
模擬遠足の実施資料作り・下見等(3時間)

成績評価の方法

レポート:25%
小テスト:10%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):65%
ミニレポートを課す場合がある。それらを含めて総合的に評価する。

教科書

長沼豊、柴崎直人、林幸克編著『改訂第2版 特別活動概論』、久美出版2014

参考文献

文部科学省『中学校学習指導要領解説特別活動編』、ぎょうせい2008

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

「模擬遠足実習」への参加は、単位認定の最低条件となっている。初回にグループ分けのための作業を行う。必ず出席のこと。