教職実践演習(中・高)C 
091-E-015

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山崎 準二 教授
嶋田 由美 教授
宮盛 邦友 准教授
久保田 福美 専任講師
2 4 第2学期 3

授業概要

教職実践演習は、教職課程の全課程(「教職に関する科目」および「教科に関する科目」など)を通して理解し身につけた資質能力が、教員としての必要な能力として形成されたか、について最終的に確認することを目的としている。いわば、「大学における教員養成の集大成」として位置づけられている科目である。受講学生には、この科目の履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であり、どのようにして乗り越えることができるのかを認識することで、よりよい教員生活がスタートできるようになることを期待されている。

到達目標

①教職を理論的・実践的に理解する。
②教職の専門性を理論的・実践的に理解する。

授業計画

1 オリエンテーション--「履修カルテ」を用いての教職課程履修全体に対するリフレクションの意義と方法
2 教師論①教職の意義
3 教師論②子どもに対する教員の義務
4 教師論③職務内容
5 教科指導①授業の型
6 教科指導②学習指導の考え方
7 教科指導③教科教育の意義
8 確認①--「履修カルテ」を用いた教師論・教科指導における自己の到達点と今後の課題
9 生徒指導①子ども理解
10 生徒指導②学級担任の任務と学級集団づくり
11 生徒指導③社会人としての基本
12 学校論①社会の変化と学校の役割
13 学校論②教職員と共同した学校運営
14 学校論③保護者・地域との連携
15 確認②--「履修カルテ」を用いた生徒指導・学校論における自己の到達点と今後の課題
本演習は山﨑準二、宮盛邦友、嶋田由美、久保田福美の4人が、それぞれ教師論、生徒指導、学校論、教科指導を担当する。

授業方法

各担当者が「履修カルテ」をふまえながら各回のテーマに即した解説を行ったあと、受講者による教育実習を通して体験した具体的な問題などについて「履修カルテ」に基づき話し合う・文章を書く等の活動を随時取り入れて、理解を深める。

準備学習

指示をした学習を、必ず、準備すること。そして、疑問をもって授業にのぞむこと。

成績評価の方法

レポート:50%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%
教職に向けて、自己の到達点と今後の課題が明確にできたかどうかの状況を、「履修カルテ」やレポート等により確認し、総合的に判断して評価する。

教科書

特に指定しないが、教職課程履修全体のリフレクション活動を行うために「履修カルテ」(必携)を活用する。

参考文献

特になし。必要に応じて随時資料を配布する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

本演習はA~Dの4コマが開設されているが、履修登録にあたってはあらかじめ掲示等で指定された科目を登録すること。また、本演習の単位を修得できなかった場合には、教員免許が取得できないことをしっかり認識して授業に臨むこと。