地理学 
091-E-206

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
元木 理寿 講師 2 2~4 第1学期 4

授業概要

経済社会の急速なグローバル化の進展や地球環境問題への人々の意識の高まりは、これまで人々が抱いてきた地理的世界についてのイメージやモノの見方を大きく変容させている。この授業の前半では,自然地理学的な観点からさまざまな地球環境問題を理解することによって、その対応策を考える。後半では、人文地理学的な視点と考え方を理解し、身近な地域と世界の中の地域を捉えていくこととする。

到達目標

①地理学の基本的知識の習得し、地理学的なモノの見方・考え方で地域を捉えることができるようになる。
②身近な地域・生活環境から地球全体にいたる地理的世界を理解し、自らの言葉で説明できるようになる。

授業計画

1 地理学とは何か
2 身近な生活環境の変化と地球環境問題
3 地図を見る・読む・使う
4 関東地方の自然-山手線からみる東京の地形-
5 学習院大学近隣の散策
6 変貌する地表-開発の歴史-
7 水環境の変化
8 世界の気候・日本の気候
9 地球温暖化を考える
10 都市と農村
11 都市化する世界と地域
12 変容する都市空間と多文化共生社会
13 景観・生活様式・地域
14 文化的景観
15 総括
教室外での観察や巡検を取り入れるため、天候によって授業内容の入れ替えが行われることがある。

授業方法

講義中心であるが、作業的な学習や教室外での観察や巡検も考えている。

準備学習

①自分の住んでいる地域、大学の周辺などを歩き、観察してみること。
②授業や資料の中に出てきた諸事象について、本・文献などで調べておくこと。また、紹介された場所について、地図で確認しておくこと。

成績評価の方法

レポート:60%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(リアクションペーパーの内容)
ミニレポート:20%(課題を課し,その内容で評価します。)
授業への参加度と期末試験の成績を総合的に判断して評価する。

教科書

授業時に指示する。